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生後1ヶ月の赤ちゃんの特徴は?お世話のポイントや注意点を解説

赤ちゃんも生まれて1ヶ月ほど経つと、体つきがふっくらして動きも活発に。母乳やミルクを飲むのも上手になり、起きている時間が増え、機嫌がいいと手足をバタバタさせたりもします。生後1ヶ月の赤ちゃんの特徴を、しあわせ子供クリニック院長の二瓶浩一先生に解説していただきました。発育、発達の様子や、お世話のポイントなども含め、お役立ち情報をお届けします。

監修者プロフィール

二瓶浩一先生
しあわせ子供クリニック 院長

医学博士。東邦大学医学部卒業。東邦大学医療センター大橋病院小児科勤務ののち、2020年、東京都目黒区に小児専門クリニックを開院。クリニックでの診察のかたわら、東邦大学医療センター大橋病院の非常勤講師、地元、目黒区内保育園、数園の園医を務める。専門領域は循環器、川崎病。日本小児科学会専門医・指導医、日本小児循環器学会専門医、臨床研修指導医。

生後1ヶ月の赤ちゃんの特徴

身長と体重の目安は?

厚生労働省の乳幼児身体発育調査(※)によると、生後1ヶ月の赤ちゃんの身長と体重の目安は以下の通りです。

男の子:身長50.9~59.6cm 体重3.53~5.96kg
女の子:身長50.0~58.4cm 体重3.39~5.54kg

生後1ヶ月~2ヶ月未満の赤ちゃんは上記内に9割以上が入ってきますが、出生時の体格でその数値は変わります。概ね、生まれたときから4~5cmぐらい、体重は1kg前後増加するのが目安です。個人差があるので、1ヶ月健診で医師から指摘がなければ、目安よりも少なくても多くても問題ありません。

その他の特徴

排泄排尿はまだ頻繁で新生児の頃と変わらず、母乳で育つ赤ちゃんだと1日に10~15回の排便があってもおかしくありません。視力が発達してきて、色のはっきりしたものなどを、じっと見るようになります。顔の向きも自分で変えられるようになるので、ガラガラなど音の出るおもちゃに反応し、音の出る方を向く姿も見られるようになってきます。
また、手足をよく動かすようにもなってくるので、軽い上掛け布団だと、足で蹴飛ばしたりなんていうことも。また、泣き声以外に「あ~」などという声が出てくる赤ちゃんもいます。3~4時間まとめて眠るようになる赤ちゃんも出てきますが、まだ昼夜の区別がつかないのが一般的です。

生後1ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔は?

母乳が足りているかどうかは、赤ちゃんの機嫌と体重の増加で確認します。授乳間隔は新生児の頃とさほど変わらず、1日10~12回ぐらい、夜中は2~3回飲むのが一般的です。授乳間隔としては2~3時間おきが目安です。この頃になると、空腹のタイミングのサインにママが気づくようにもなってきます。口をやたら動かす、乳首を吸うような音を立てる、手を口に持って行くなどの様子が見られたら、泣く前に与えてみましょう。母乳の飲みもよくなるようです。
30分以上、おっぱいをくわえている、ある程度飲んでもまだ泣くような際は、母乳が足りていない可能性も。体重を測ってみて、1日平均25〜35gの増加がなければ、ミルクを足すことも考えましょう。ミルクが母乳に比べて劣るということはないので、混合栄養(母乳&ミルクで授乳)となっても心配いりません。

生後1ヶ月の赤ちゃんのお世話のポイント

ベビーバスから大人と一緒の湯船へ

生後1ヶ月の赤ちゃんのお世話で新生児の頃と大きく変わるのは、ベビーバスからの卒業でしょう。おへそのジクジクがなくなれば、大人と一緒のお風呂に入ってもOK。お湯が綺麗な一番風呂に入れてあげましょう。お湯の温度は大人が入るよりぬるめ、38〜39度が目安です。
この時期は、顔やおでこに湿疹ができやすいので、せっけんをよく泡立て、やさしく洗って清潔にしてあげましょう。湯上がりに湯冷めしないよう、バスタオルやおむつ、着る服は広げて準備しておくとよいですね。

爪、おむつ、服にも気を配って

新陳代謝が活発な赤ちゃんは、爪が伸びるのも早いものです。伸びた爪で顔をひっかいたりしないよう、こまめに切ってあげましょう。ハサミ型で刃先の丸い赤ちゃん専用の爪切りを使い、寝ている間に切るのがおすすめです。
生後1ヶ月になると、体重が増えて肉づきがよくなり、新生児用のおむつが小さくなる赤ちゃんもいます。おしっこやうんちが漏れるようなら、おむつのサイズの替え時ですよ。
新生児期は体温調節が未熟なため、服は大人と同じか1枚余分に着せますが、生後1ヶ月が過ぎたら大人と同じ枚数でも大丈夫です。

生活リズムを意識した環境に

生後1ヶ月の赤ちゃんの生活で新生児期と変わってくるのは、起きている時間が少し長くなることです。昼間、赤ちゃんが起きているときに、窓を開けて外の空気に触れさせるといった、外気浴をさせましょう。生後2ヶ月ぐらいになったらお散歩にも行けるようになるため、1ヶ月のうちから外の空気に慣らしていくのが大切です。
また、生活リズムを整える準備として、昼夜の区別がつきやすい環境にしましょう。朝になったら、たとえ赤ちゃんが寝ていてもカーテンを開けて部屋を明るくし、夜になったら暗くして静かにするというように、昼夜のメリハリを。深夜まで大人が起きていて、明るいまま賑やかにしていると、赤ちゃんの生活リズムもなかなか整いませんよ。

イベントごともしっかり準備

生後1ヶ月の赤ちゃんがいる家庭での大きなイベントごとは、「1ヶ月健診」と「お宮参り」。このどちらかが、赤ちゃんとの初めての外出となることが多いようです。
1ヶ月健診では、赤ちゃんが順調に育っているか、身長・体重などの計測の他、先天性の病気、黄疸、股関節脱臼がないか、おへそや肌の状態はどうかなど、全身をくまなく診察します。また、原始反射の有無を見て、発達に問題がないかも確認します。頭蓋内出血の予防にビタミンK2シロップが投与、もしくは処方されます。育児の心配事があれば、このときに質問しましょう。
お宮参りは、生後1ヶ月頃に氏神様にお参りして無病息災をお祈りする儀式であり、神社でお祓いしてもらうことが一般的です。衣装をレンタルしたり、両家の祖父母を招いたり、地方や家庭によっては大きなイベントごとです。

生後1ヶ月の赤ちゃんはココに気をつけて!

皮膚トラブルに注意

生後1ヶ月頃までは母体から移行する性ホルモンの影響で、皮脂の分泌が盛んになります。そのため、脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)や新生児にきびなどの皮膚トラブルが顔に出やすくなります。
脂漏性湿疹は、頭や眉毛、髪の生え際などにできる、黄色いかさぶた状の湿疹です。入浴前にはベビーオイルを塗り、しばらくおいてふやかしてから、ベビー用のせっけんをよく泡立ててやさしく洗ってしっかり泡を流しましょう。
新生児にきびは、皮脂分泌の多いところにできるにきびのような湿疹です。ひどく膿んでジクジクしたり、赤く炎症が広がったりした際は、病院の受診を。赤ちゃんの皮膚は薄く刺激に弱いため、おむつかぶれも心配です。うんちをするたびにお尻を清潔にして、こまめにおむつを取り替えましょう。

乳幼児突然死症候群(SIDS)に注意

乳児期の赤ちゃんに特徴的にみられる、命に関わる病気のひとつに、乳幼児突然死症候群(SIDS)があります。元気だった赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなる病気で、いまだにはっきりとした原因がわかっていません。仰向けでもうつ伏せでも発生しますが、うつ伏せの方が、発生率が高いことがわかっています。生後2~6ヶ月の赤ちゃんに多く見られるため、早いうちからうつ伏せでは寝かせないように気をつけておきましょう。
窒息の危険性もあるため、顔のまわりに鼻や口を塞いでしまう可能性のあるタオルやぬいぐるみなどは置かないといった配慮もお願いします。必ず目の届くところで寝かすといったことも、ベッドからの転落や乳幼児突然死症候群を予防する上でも大切です。

落下事故に注意

生後1ヶ月を過ぎ、抱っこひもが使用されはじめるにつれ、赤ちゃんの落下事故も起きやすくなります。慣れてきたときこそ危険な時期です。正しく装着できていないと、物を拾おうとしたり、靴を履こうとしたりしてママが屈んだ際に事故が起きやすいようです。赤ちゃんが大人に密着して固定されているか、バックルの締め忘れがないか、毎回きちんと確認しましょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんとのコミュニケーションのコツ

まだ、言葉がわからないだろうからと言って、無言で赤ちゃんのお世話をしていませんか? 赤ちゃんは、生まれたときからまわりの大人とコミュニケーションをとろうとしています。空腹や不快感を泣いて訴えるのも、そのひとつ。その訴えに応えてくれる人に、安心感や信頼感を得られるようになるのです。特におなかの中にいるときから聞いていたママの声は、赤ちゃんにとって、とても心地のよいもの。赤ちゃんが起きているときは、たくさん話しかけてあげましょう。

最近では「どうやって話しかけたらいいのかわからない」というママやパパも少なくありません。現代社会では「生まれてきた赤ちゃんが、自分が初めて接する赤ちゃん」ということも、珍しくないのです。赤ちゃんに話しかけるときのコツは、ゆっくり、はっきり、抑揚を大きく、高めの声がよいとされています。これは国や民族を問わず、大人が赤ちゃんに対して無意識に発する独特の話し方で「マザリーズ」と呼ばれています。話しかけるときには、「おむつを替えますよ」「ミルクを飲もうね」「おなかがすいたんだね」「おねむかな?」「風が気持ちいいね」など、ママやパパがしていること、赤ちゃんが感じていると思われることを、実況中継のようにするとよいでしょう。

授乳タイムは、赤ちゃんとコミュニケーションを取る大切な時間です。テレビやスマホを見ながら授乳するのではなく、赤ちゃんとしっかり目を合わせ、「おいしいねえ」「たくさん飲めたねえ」「おなかいっぱいになったかな?」など、ゆったりとした声で言葉をかけましょう。
おむつ替えも、スキンシップを兼ねた絶好のコミュニケーションタイム。赤ちゃんはママの手で肌を触られるのが大好きです。おしりや手足、おなかや背中をなでてあげながら、「おしっこいっぱい出たねえ」「おしりがきれいになって気持ちいいねえ」などと話しかけましょう。そうやって、繰り返し言葉をかけられていると、母乳やミルクを飲んで満腹になった状態が「おなかがいっぱい」ということであり、おむつ替えをしてもらって心地よく感じることが「気持ちいい」ことであると、徐々にわかるようになっていきます。

生後1ヶ月の赤ちゃんとの時間を大切に

生後1ヶ月の赤ちゃんは、新生児の頃と同様、身長も体重もグングン増えるので、抱っこがだんだん大変に。しかし、この時期になると、ほとんど無反応に見えた生まれたての頃と違って、こちらからの関わりに反応を示すようになってくるため、親の方も子育ての不安より楽しさが増してきます。生後1ヶ月の赤ちゃんとの関わりは、二度と経験できないかけがえのない宝物です。慣れない育児で大変な時期ですが、赤ちゃんとの時間を大切に過ごしましょう。赤ちゃんは、ママやパパの愛情を五感で感じ取っています。

update : 2021.07.07

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