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お宮参りはいつ行く?かかるお金の相場や服装などの準備について解説!

お宮参りはいつ行く?かかるお金の相場や服装などの準備について解説!

赤ちゃんのお祝いのなかで、赤ちゃんが生まれて約1ヶ月という早い時期に行われることが多いのが「お宮参り(初参り)」。赤ちゃんにもママにも負担がかからないようにするには、いつまでにどこで行えばいいの?正式なお参りの仕方は?写真や食事はどうするの?用意する物や費用はどれくらい?など、わからないことがたくさんというママ&パパ必読!「お宮参り」について、民俗情報工学研究者の井戸理恵子先生が解説します。

監修者プロフィール

井戸理恵子先生
「ゆきすきのくに合同会社」代表

養生料理家、多摩美術大学非常勤講師。「ゆきすきのくに合同会社」代表。西荻窪にて医食同源の養生料理を提供する「Organic Cafeゆきすきのくに」を経営。YouTube「ゆきすきのくにチャンネル」で日本の暦(こよみ)や伝統文化に関する情報発信を行う。その他、NHK『ニュースシブ5時』の「シェフのひとわざ」、TBS『四季折々の贈り物』、tbcラジオ『サタデー・イン・ザ・パーク』他、出演多数。著書に「暦・しきたり・アエノコト 日本人が大切にしたいうつくしい暮らし」(かんき出版刊)などがある。

お宮参りとは?

お宮参りのいわれ

「お宮参り」とは代々家族や親族を守っていただいている地元の氏神様に、赤ちゃんが無事に生まれたことを報告する、古くから行われてきた風習です。赤ちゃんは氏神様にとっては子孫同様でした。そこで報告を受け、お慶(よろこ)びになった神様は「赤ちゃんが何事もなく無事成長する力が備わるように」とお力をくださるのです。
かつて、多くの日本人は、代々土地に根付く暮らしを営み、「先祖代々」という言葉があるように「先祖」の顔が身近に感じられる生活を送っていました。つまり、お宮参りとはその土地と氏神様との縁を結ぶ大切な儀式。土地や氏神様に守られていることで、生まれた子どもは、“子どものうちに命を奪われることなく、不自由もなく、健やかに成長する”と、考えられていたのです。

お宮参りをする場所は?

「お宮参り」は神社に行くのが一般的とされていますが、先祖代々、お寺との縁が深いという方の中には、お宮参りと同様、お寺に「初参り」の祈祷をしていただくこともあります。
日本人は古来、八百万の神々を身近に感じており、一般に神道の国と考えられています。しかしながら、仏教や道教、陰陽道など大陸からのさまざまな宗教の伝来以降、「神も仏も伝えてきた者はみな人」、それらの教えは「生きながらえていくための知恵」として、当たり前のように習合(しゅうごう)していきました。お宮参りは、1868年の神仏分離令が発布される以前、民間の中で生じた信仰だったため、神社とお寺、どちらへ行っても間違いではなく、大切なのは親、兄弟、親族、または土地との縁で祀られてきた寺社であることです。

井戸理恵子先生

最近は遠くの有名な神社や寺院にお宮参りに行くという方も増えています。ただ、生まれて間もない赤ちゃんと体調がまだ万全とはいえないママのことを考えると、近くにある氏神様や産土様にお参りするのがよいのではないでしょうか。近くに神様がいる方が心も落ち着きますよ

お宮参りは誰と行く?

昔から、パパ方のお母さんが赤ちゃんを抱っこしてお参りするのが習わしでした。それは、出産したばかりの女性は血の穢(けが)れがあるとされ、神様のところにお参りできなかったためです。
今では不浄という考え方は薄くなり、赤ちゃんとパパとママ、パパ方の両親とお参りするのが一般的になりました。パパ方の両親が遠方に住んでいる場合などは、赤ちゃんとパパとママだけのお参りでも大丈夫です。また、里帰り出産の場合は、赤ちゃんとママと実家のご両親が、その土地の氏神様にお参りするということもあります。

お宮参り当日の流れ

最近は、参拝する神社(お寺)の神前まで行き、お賽銭を入れて拝礼し、赤ちゃんが無事に生まれたことへのお礼と、健やかな成長を祈願するだけという方も増えています。しかし、一生に一度の事なので正式参拝をおすすめします。
神様はいつもそこにいるわけではなく、神様との中を取り次いでくださるのが神官さんです。神官さんに取り次いでいただかなければ、せっかく神社を訪れても「お参り損」ということもあり得ます。これはお寺も同様です。

お宮参りは、あらかじめ社務所などに申し込みをして祝詞(のりと)をあげていただき、赤ちゃんの誕生報告と今後の成長への祈願をさせていただきましょう。お礼として初穂料(お寺の場合は祈禱料)を納めます。お宮参り、初参りの正式参拝をすると、お食い初め用の食器などを渡されることもありますよ。お参りが終わった後は、写真館などで速やかに写真撮影を済ませます。また、その後のお祝いの席が用意されている場合は、長時間になると赤ちゃんとママが疲れてしまうので、何事も速やかに行動し、よき日となるように気をつけましょう。

お宮参りにはいつ行くの?

お宮参りの時期は?

赤ちゃんが生まれて1ヶ月くらいを目安にお参りに行くのが昔からの習わしです。男の子は31日、女の子は32日あるいは33日目といわれています。日数は赤ちゃんが誕生した日をカウントして数えますが、必ずしもその日に行かなければならないという決まりはありません。生後100日ぐらいまでの間に、神社かお寺に行くようにすればよいでしょう。ただし、一部の地域によっては「お七夜(おしちや)」や「お食い初め(百日祝い)」など別の行事と合わせて行うケースや、“この日”と決められているところもあるようです。あらかじめお宮参りの時期は把握しておきましょう。また、一般に寺社仏閣を参拝するときは、寺社側から指定がなされている場合を除き、早朝から午前中の方が好ましいでしょう。

お宮参りは1ヶ月健診を受けてからが安心

生後1ヶ月ごろは、まだ赤ちゃんもママも体調が万全ではありません。このころは、ちょうど赤ちゃんとママが1ヶ月健診を受ける時期でもあるので、健診を受けて体調に問題がないことを確認してから参拝できれば安心です。また、赤ちゃんが生まれた季節によっては、夏の暑い日や冬の寒い日もあるので、無理はせずあまり形式にとらわれることなく、赤ちゃんとママの健康を最優先に考えて日程を決めるとよいでしょう。

お宮参りと六曜(ろくよう)の関係は?

中国から伝わった“六曜”というものがあります。現在は、その日の吉凶を占う指標として使われています。大安(たいあん)・先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・仏滅(ぶつめつ)・先負(せんぶ)・赤口(しゃっこう)の6種類にわかれています。お宮参りはお祝いごとなので、縁起が良いとされている大安・先勝・友引の日がおすすめです。カレンダーに書かれていることが多いので、確認をして、お宮参りの日程を決める際に参考にするとよいですね。

お宮参りにかかるお金はいくら?費用の相場は?

お宮参りは意外とお金がかかるといいますが、備えあれば憂いなし。早い時期から把握して備えておけば安心です。
用意する物とそれぞれの相場を確認してみましょう。

祝い着

まず、お宮参りに欠かせないのが「祝い着」です。赤ちゃんは、無地の一つ身と呼ばれる背縫いのない着物、その上に華やかな祝い着を掛けるのが正装で、着物の相場は2万~30万円と幅があります。
男の子は羽二重地に鷹や兜などめでたい絵柄の“熨斗目(のしめ)模様”で、色は黒・紺・白・灰色の着物を着せます。より本格的なものは家紋を入れることもあります。
女の子は“友禅模様”の紋付きで、花柄や手まり、蝶、めでたい御所車などがあしらわれます。色は赤や桃色が多いようです。ベビードレスや産着などを着てから、祝い着を掛けるのが一般的になっています。

必ず和装でなければいけないという決まりはなく、最近では、白いセレモニードレスを着せる人も増えています。ドレスの場合は、白いケープを祝い着として掛けたり、おくるみで包んだりしてお参りする姿もよく見かけますね。セレモニードレスはフード(帽子)とスタイがセットになっているものがほとんどで、相場は5千円~1万5千円ほど。
昔はママ方の実家から贈るのが習わしとされていましたが、最近はママが好みのものを選ぶという人も増えているようです。

初穂料(祈禱料)

神社で祝詞奏上(のりとそうじょう)やお祓いをお願いするときは「初穂料」を、お寺の場合は、お炊き上げになるので「祈禱料」を納めます。大きな寺社仏閣の場合は、ホームページなどに納める料金が記載されていることが多いですよ。わからない場合は電話で直接確認しましょう。金額が明確でない場合はお気持ちになります。5千円~1万円とされているところがありますが、付き添う人が多い場合は、そのことも考慮しながらご両親と相談して決めるとよいでしょう。
初穂料(祈禱料)は、パパ方のご両親が支払うのが一般的ですが、明確な決まりはありません。お札は神様に対する礼儀として必ず新札で納めるようにしましょう。

写真代

お宮参りの記念に家族写真をフォトスタジオで撮影する人も多いようです。子ども専門の撮影スタジオなどは赤ちゃん用の小物もたくさん用意されています。子どもの撮影に慣れている写真館などを調べておくとよいでしょう。カット数などにより値段に差がありますが、2~5万円が相場になると思います。最近では、お宮参りの場所にカメラマンに来てもらう、出張撮影サービスも人気なようです。

お祝いの席

お宮参りの後に、レストランなどでお祝いの席を用意する場合は、お料理の内容や人数により価格も大きく異なります。お食事代はみなさんを招待するパパとママが支払うのがよいと思いますが、決められていることではないので事前に相談しておきましょう。

付き添う人の服装

ママやパパ方のお母さんの装いは、正式には黒留袖ですが、今は一つ紋の無地の着物や訪問着などを着用される方が多くなりました。スーツやワンピースという洋装の方も増えています。この場合、パパはおめでたい時用のネクタイがよいですね。なお、着物着用の場合は、着付けや美容院代も必要になります。

井戸理恵子先生

神様にお参りするときは“清潔”であるということがとても重要です。高価なものでなくてもよいので、下着などに新しいものを身に着けることも好ましいとされます

お宮参りの準備に必要なものは?

お宮参りの段取り

お宮参りの一日を晴れやかな気持ちで過ごし、一生に一度の記念に残る行事にするためには、事前の準備をしっかり整えておくことが大切です。以下の内容を確認しながら準備を進めましょう。

  1. 参加するご両親に連絡をして、お宮参りの慣習を確認する
  2. 日取りと時間、参拝する場所を決める
  3. 参拝する神社(お寺)に連絡する
  4. 赤ちゃんの祝い着を用意する
  5. パパとママの服装を用意する
  6. 記念写真を撮影する場合は、写真館などに予約する
  7. お祝いの席を設ける場合は食事会の場所を決める
  8. 食事会に出席する人数を確認し予約する

お宮参りの当日に持参するものは?

お宮参りに行く際に必要な持ち物には、次の通りです。

  • 初穂料(神社)、もしくは、祈禱料(寺院)
  • 祝い着と白羽二重、もしくは、白いベビードレス
  • オムツセット(紙オムツ、おしり拭き、ゴミ袋)
  • ミルクセット(粉ミルク、白湯を入れた魔法瓶、哺乳瓶)※母乳の場合は、必要があれば授乳ケープ
  • 着替え(2着)
  • おくるみ
  • ミニタオル
  • ガーゼハンカチ
  • 除菌シート
  • 抱っこ紐
  • スタイ
  • 保険証/母子手帳

上記の他にあると便利な物は、次の通りです。

  • 暑い日は扇子や保冷剤、日傘
  • 寒い日は赤ちゃんの靴下、帽子、祝い着の上に着せる防寒着
  • カメラ、バッテリー
  • おもちゃ

井戸理恵子先生

お宮参りは赤ちゃんが生まれて間もない時期に行うことが多いため、毎日、赤ちゃんの育児をしながら準備するのは大変です。お宮参り当日の朝に慌てないように、事前に確認を進めつつ、上記をチェックリストとして活用してくださいね

update : 2023.03.01

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