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母乳の量や母乳授乳をラクにするアイディア!正しい姿勢やおすすめのグッズなど

ママ自身の体から出るものだけど、自分では調節ができないのが母乳の出方。それだけに悩みに感じてしまうママも少なくありません。先輩ママたちは母乳授乳のさまざまな悩みをどのように解決したか、アンケートで教えてくれた生の声をご紹介します!

アンケート実施期間:2005年9月14日〜9月20日
アンケート対象:ベビータウン会員(回答者数=2,789名)

母乳の量(ママ自身が出す量)で悩まずにすむコツ

母乳はとかく、量がわかりにくいため、「私のは少ないのでは」と悩みがちな傾向に。
でもこれも「赤ちゃんの体重が順調に増えていれば」気にすることはないのです。
母乳の量で当初悩んでいたママたちが、悩みを克服した理由は、とてもわかりやすいものでした。

母乳にこだわらずミルクを取り入れる

そうです。もし、気のせいでなく本当に足りていないのであれば、ミルクを取り入れればいいことなのです。母乳はたしかに優れた栄養源。
でも足りないことが事実で、努力しても母乳の出が増えなさそうなとき、ほとんどのママはミルクを取り入れているのです。そこに罪悪感を感じる必要はまったくないのですから!

母乳が出る工夫をする

これも当然のことですが、おっぱいマッサージをしたり、食生活を変えてみるなど、母乳がでやすいと言われることはとりあえずやってみた、というポジティブなママがほとんど。
やらずに悩むより、やってから悩んでも遅くはないはず。それでもダメならミルクでOK! 

私はこうした!(先輩ママのコメント集)

母乳の悩みの解決方法はさまざまでした。

  • 母乳の出が悪いことで悩んだこともありましたが、徐々に赤ちゃんの吸うのが上手になり、それに伴って母乳の出も良くなってきました。まだまだ母乳オンリーとはいきませんが、ゆっくり頑張りたいです。赤ちゃんの栄養状態に気を配って、変なこだわりを捨てれば楽になれました。

    (大阪府/1女のママ)

  • 順調に体重が増えていれば心配ない。吸わせていると出るようになる。母乳がまずくならないように(赤ちゃんが飲むのを嫌がらないように)、刺激物や冷たいものの飲食をしない、休む、ストレスをためない(悩まない)。

    (奈良県/2男のママ)

  • 私の場合ストレスが大きく影響するようだったので、ストレスを溜めないように夫にも協力してもらって好きな雑誌を見たり、縫い物したり息抜きもしました。量が減った時はお餅やおこわ、団子類や根菜のけんちん汁などを取るようにすると即効性が有り良かったです。母乳の為に日頃から摂取するようになり食生活も以前より良くなってオッパイ様様かも。

    (栃木県/2男のママ)

  • 母乳の出が悪くなり、ミルクと併用。今は、ミルクのみです。量が少なくなったのを素直に受け入れて、ミルクを取り入れました。悩んでもしょうがないとここでも開き直りです。良く言えば、ポジティブ。悪く言えば、ただのいいかげん?おおざっぱ?

    (神奈川県/1男のママ)

  • 祖母も母も完全母乳でしたので、母乳信仰が強い家庭でした。「とにかく寝て食べて吸わせろ」と言い続けられて、すぐに大量に母乳が出るようになりました。母乳は母と子の最初の“試練”です。赤ちゃんはしょっちゅう乳を欲しがりますが、「授乳の間隔」に皆さんこだわりすぎで、乳の生産が縮小されてしまいます。ここで諦めてしまうと完全母乳にならないので根性で頑張りました。1~3ヶ月は1日30回を超える授乳でした。育児書にある「2~3時間の授乳間隔」という言葉を消していただかないと、これからも完全母乳の母が減ってしまうのではないかと心配しています。核家族だから誰にも聞けないのです。だんだんお乳が出なくなるお母さんたちは、きっと悲しい思いをしていると思います。

    (愛知県/1男のママ)

  • 子どもが満足して眠りについてくれることから「足りている」と判断していました。念のために体重計測もしていましたが、順調に増えているので大丈夫と思っていました。

    (愛知県/2男のママ)

  • 量が気になりはしましたが、心配することで(ストレスで)量が減ることはあっても増えることはないと思い、あまり深く悩まないようにしました。

    (兵庫県/2女のママ)

  • 授乳用ハーブティを飲むように心掛けていました。

    (大阪府/1男のママ)

母乳授乳をラクにするコツ

母乳授乳のママたちは、ミルク授乳のママに比べて肩こりや腰痛をうったえる人が多いですね。
ほ乳ビンでの授乳に比べて、自由な姿勢が取りにくいためと、飲んでいる量がわかりにくいことから比較的授乳時間が長くなるためでしょう。
母乳授乳をラクにこなせたママの中には、「産院での指導通り」と的確な指導を受けた人も多かったですが、みなさんオリジナルな工夫をこらしている様子もうかがえました。

グッズを使う

最近、通販などでよく見かける「授乳用クッション(枕)」は大人気! 赤ちゃんの下に敷いて抱く高さを調節できたり、赤ちゃんの重さを感じさせなくなったりと、とても評判がよいようです。専用クッションでなくても、座布団やタオルをたたんで使うなど、家にあるもので工夫しているママも多数。

授乳する場所を工夫する

添い寝しながら母乳をあげるママも多いですが、そのときに壁を使って赤ちゃんや自分の体を固定したり、ソファのコーナーの座りのいい位置を探したり、とみなさん微妙なさじ加減で心地よい授乳スペースを作っていました。

姿勢を工夫する

横抱き、縦抱きだけが抱き方じゃない!というわけで、脇に抱えるようなラグビー抱きや、添い寝しながらも多数意見。ママ自身があぐらをかく、という姿勢の人も。
とりあえず、赤ちゃんが苦しまない程度に、いろいろな姿勢にチャレンジしてみては?

私はこうした!(先輩ママのコメント集)

ラクな授乳姿勢の発見方法を具体的に教えてもらいました!

  • 赤ちゃんはおっぱいのプロフェッショナルなので、自然に上手になっていってくれます。

    (大阪府/1男のママ)

  • 頭を乗せる腕にタオルを巻き(汗や吐いてしまった時にすぐ拭き取れるように)、子どもの体の下に授乳クッションや座布団、枕を敷いて位置を高くして自分が前かがみにならないような姿勢で授乳すると楽でした。

    (茨城県/1男のママ)

  • ママの腕に筒状に縫ったタオルをする。これで汗がだいぶましになります。ビーズクッションを活用しました。どんな形にもなるので腕の下においておくと楽でした。

    (奈良県/1女のママ)

  • 肩や腰、腕や手首に負担がかかりにくくて楽な姿勢を無理なく保つために必要なものをいつも手近なところにまとめて置いておく。

    (岡山県/2女のママ)

  • 姿勢:クッションを使えば楽チン。吸わせ方:口を大きく開くまで待ってから、乳首に含ませるとスムーズに吸わせられる。

    (神奈川県/1男のママ)

  • 夜は自分も眠いので自分も横になって赤ちゃんを横向きにして添え乳にしてました。のみながらいつの間にか眠ってくれるし、自分も楽で、授乳回数が多くてもなんとか乗り切れました。また、私は母乳が結構たくさん出て張りやすかったので、横抱きだけでなくてフットボールとか縦抱きとかいろいろな姿勢にして横や下の乳腺にたまらないようにしました。

    (神奈川県/1男のママ)

  • 自分がラクな姿勢であげる。私は、座椅子か何処かに寄りかかって、座布団やクッションをモモに置いて高さを調整しました。頭を支えてる側の肘を一緒におくともっとラク。寄りかかってない時は、あぐらをかいてあげる。椅子は、片方の足首あたりを反対のモモにのせてあげる。見た目は、悪いですが自宅では、ラクを優先してました。

    (神奈川県/1男のママ)

  • 夏場は腕にタオルを当てて授乳(お互い体温が伝わりあって汗をかくのを防ぐ)、夜は横になったままの添い乳をする。実は、1人目の時はかなり大きくなるまで恐くてできず、夜中でも座って授乳していたのですが、添い寝しながらの授乳は、夜間は身体がとても楽です。

    (神奈川県/2男のママ)

  • 産院の病室に置いてあった授乳クッションが自分にはすごく使いにくくて、そのおかげで自分の抱きやすいかっこでいいんじゃない、と思えた。あと、お腹が冷えるなぁと思ったので、妊娠前からの習慣どおり(安い)キャミソールを着て、キャミの首周りをひっぱっておっぱいをあげてた。冷えなくて快適~♪

    (和歌山県/1男のママ)

  • Tシャツなどを着ていると、授乳時に首で押さえてないと、ずれてきますよね。そんなときは長いゴム(ヘアゴムなど)を首からかけておへそぐらいの長さで輪にしておき、授乳時にTシャツめくって、そのゴムを首にかけるとすごく楽になります!!

    (兵庫県/1男2女のママ)

外出先での母乳授乳をラクにするコツ

外出時の母乳授乳で問題なのは、まずは「人目」。つまり「場所」や「おっぱいの隠し方」ですね。
次に、常に変化するママ自身のおっぱいの状態。
これらを解決するためには、ちょっとした知恵とグッズの力が必要なようです。

授乳できる場所があるか事前にチェック

目的地や行く途中に、授乳できる場所があるか事前にチェックするママがほとんど。そんなとき、インターネットはとても便利。施設によっては授乳室の有無がサイトに掲載されていることも多いし、サイトで目的地の電話番号がわかれば直接問い合わせることもできますね。

計画的に行動する

ママ自身のおっぱいの張り具合、赤ちゃんのおなかのすき具合と、おでかけする時間のかねあいをよく考えてスケジュールをたてる、というママが多数。

グッズを使う

胸をはだけずに授乳ができる、授乳口がついたウェアも最近はおしゃれなものが増えてきました。専用服でない場合でも、ケープやスカーフで目隠ししたり、おなかが見えないようにキャミソールを着用するというママも。
目隠し以外にも、おっぱいがにじんできてしまうときのために、母乳パッドを多めに携帯したり、母乳の出がよすぎる人は搾乳器を持って行くことも。

私はこうした!(先輩ママのコメント集)

  • 外出先の近くで授乳出来る所を予め検索しておいたら、時間も気持ちにも余裕が出来た。どうしても無い場合は外出前に搾乳して乳房の張りを少なくしておいて、赤ちゃんにはミルクをあげたりした。授乳服も利用したが、冬から春先は薄手のストールやスカーフで目隠ししたりした。

    (東京都/1男のママ)

  • 授乳できる場所を事前に調べてから外出するようにしました。できるだけ口コミサイトなどで、その授乳場所の雰囲気なども調べて、よさそうなところを選ぶようにしています。

    (神奈川県/1女のママ)

  • 自家用車内で授乳をすれば、どこにでも行けると思った。また、そうやって外出しているうちに、どこの施設・店に授乳室があるか把握できたため

    (埼玉県/1男のママ)

  • でかけるときは、パッドのずれないしっかりとしたブラを着ていくようにしました普段はノンワイヤーのハーフトップですが、お出かけはワイヤー入りの授乳ブラにしてます

    (埼玉県/1女のママ)

  • ズバリ…母は強しデス!授乳しないと、娘が成長できない!と思ったら、恥ずかしいなんて言ってられなくて、人前でも、ガバッとTシャツをまくれるようになりました。自分のおっぱいに対する考え方が変わってしまった??と言うか…おっぱいは女性の性の象徴…みたいなトコロがありますが、授乳期間中は、モノ(?)的なものに思えるようになりました。。。今は、このままこの考え方が定着しないようにしないと!と思ってます。

    (静岡県/1女のママ)

  • 東海道新幹線の多目的室は11号車にあるんですが、「授乳やオムツ替えをしたい」というとその間だけ貸してくれます。車掌さんに言えばとても親切に貸してくださるので、なるべく11号車に指定席を取るようにしています。そのおかげで移動中のオムツ、おっぱいには悩まなくなりました。

    (神奈川県/1男のママ)

  • 授乳室の有無をお店の人に直接聞いたり、インターネットなどで調べた。授乳室などで気軽に人に話しかけてみるとみんな同じ悩みを持っていて良いアイデアなどを聞ける

    (兵庫県/1男のママ)

  • 公共の公園に遊びに行った際、同じ施設内にあるコンベンションセンターの授乳室を借りようとしたら断られました。それについての意見書を市政に提出することで、公共施設での授乳室の使用が可能となりました。周囲の無理解に対して泣き寝入りせず、ママの立場から声を上げることが大切だと思います。

    (北海道/1女のママ)

update : 2005.12.07

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