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生後2歳9~11ヶ月の赤ちゃんの成長とお世話

自己中心的ながら、喜怒哀楽、恐怖や嫉妬など、大人と同じくらい複雑な感情、情緒が育ってきています。でも、それが3歳近くなってくると、「ママおなか痛いの?」などと、周囲の人の感情にも目が向けられるようになります。「なに?」「どうして?」攻撃には、正確な答えよりも、ユーモアや逆質問で返して、楽しんでみましょう。生活習慣のしつけもそろそろ始める? このころの子どもの成長とお世話のこと、ご紹介します。

監修者プロフィール

宮野孝一(みやのたかかず)先生
みやのこどもクリニック院長

青森県出身。昭和55年弘前大学医学部小児科教室に入局。同大助手講師。 秋田赤十字病院、盛岡赤十字病院、三沢市立三沢病院小児科科長、青森市民病院小児科部長、平成6年墨田区賛育会病院、江戸川区池下クリニック副院長後、平成10年、クリニックを開業。医学博士、小児科学会認定専門医、 日本アレルギー学会認定医、昭和大学医学部兼任講師、日本小児科学会、日本小児アレルギー学会、日本アレルギー学会、日本小児血液学会、日本小児内分秘学会、日本小児保健学会、日本新生児学会に所属。「わかりやすい説明」がモットー。

生後2歳9~11ヶ月の赤ちゃんの成長の様子

生後2歳6~11ヶ月 身長・体重のめやす

■男の子/身長85.2~97.4cm 体重10.9~16.0kg

■女の子/身長84.1~96.3cm 体重10.2~15.2kg

  • 厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より

情緒が発達して、感情表現が豊かに

2歳児は笑ったり、泣いたり、喜んだり、怒ったり、怖がったり、嫉妬したりなど、感情が豊かになっていきます。ママがよその子どもを抱くと嫉妬したり、新しいおもちゃを友達に見せびからして得意になったり、大人とほとんど同じぐらいに情緒が発達するのです。でもまだまだ自己中心的。まだ自分の喜びや悲しみが主なものです。

しかし、3歳近くなると、周囲の人の感情表現に注意を向けることができるようになってきます。ママが何かにぶつかって「痛い、痛い」というと、ママの顔を心配そうにのぞき込んだり、「痛いの、飛んでけ」などといたわるようになります。他人を思いやる心が発達しているのです。

夜のおむつがとれる子も

3歳になるころまでに、オシッコやウンチが出ることをママに教えることができるようになる子が多くなります。脳の働きが発達して「出るかな?」と予告できるようになったのです。

「オシッコ」「ウンチ」と教えて、パンツをぬがしてやると、一人でトイレに行ける子どももいます。3歳ごろにはほとんどの子が昼間のオシッコやウンチを失敗しなくなり、おむつでなくパンツ(トレーニングパンツ)で過ごせるようになります。

夜もおねしょをしないで朝までもつようになる子が少しずつ増えてきます。夜間におしっこをためられるようになるかどうかは、個人差が大きく、また、両親からの遺伝も関係しているようです。パパやママが比較的大きくなるまでおねしょをしていた、という家庭では、子どもも夜間のおねしょの回数が多くなる傾向にあります。

2~3歳までは、昼間でも遊びに熱中してトイレを教えそびれてしまい、失敗してしまうことはよくあります。夜はおねしょをしてもまだ当たり前。失敗を叱るとトイレトレーニングは、かえって子どものやる気を失わせて、遠回りになります。成功したときはしっかりとほめてあげて、自信をもたせることがとても大切です。

「なに?」「どうして?」が増えてくる

子どもにとっては、自分のまわりのことすべてが「不思議」ですし、「知りたい」好奇心の対象です。「あれ、なに?」「どうして?」の質問が多くなります。たとえば、椿の花を指さして「なに?」と聞いたら、「椿よ、きれいね」と答えれば十分です。「椿、椿というのよ」と名前を覚えさせるように念を押す必要はありません。名前を知らない花だったら、「秋の花だね、いい香りだね~」でいいのです。

「お月さま、まん丸。どうして?」に対して、理詰めで答える必要はまだありません。「ごはんを食べておデブさんになったのかな」などと、ユーモアたっぷりに答えられるといいですね。日に何度となく繰り返される質問に、面倒がらずに答えましょう。

わからないことを聞かれたら、「ママもわからないなー。なんでだと思う?」と逆質問してみても、おもしろいですよ。子どもの思いもよらない発想に、ほっこりしたり、笑わされたり、親子で楽しいひとときを過ごせるでしょう。

生後2歳9~11ヶ月の赤ちゃんのお世話

生活習慣のしつけは?

そろそろ、基本的な生活習慣のしつけをしていきましょう。顔を洗う、おふろで体を洗う、歯をみがく、洋服を脱ぐ、着る、一人でごはんを食べる、一人で眠るなどは、すでにだいたいできるようになってきていますし、自分でやりたがるようにもなっています。

とはいえ、2歳児は「できるつもり」「できるはず」と、まだまだ自己中心的。いざ一人でやると失敗が多いのですが、失敗は成功の元です。実際にさせないと上達もしません。できるだけ一人でさせること、いらいらせずに待つこと、ときどき手を貸しながらおおらかに見守りましょう。

食事の前には「いただきます」、後には「ごちそうさま」などのあいさつもできるようになってきます。でも、どんなあいさつも周囲の大人のリードがあって初めてできます。「子は親の鏡」。ママや周りの大人も、実際に声に出し、態度でお手本を示しましょう。

親が見守ってくれているという安心感が、心のよりどころ

3歳未満の乳幼児は、いつも誰かが温かく見守ってくれているという安心感が、成長の栄養剤です。心の中に安全圏を持っているからこそ、いろいろなことにチャレンジし、失敗を恐れない強さが育つのです。

ですから、この時期は、物の名前を暗記するなどの知の脳(IQ)よりも、情緒が安定する感情の脳(EQ)を育みましょう。

子どもの安定した情緒は、ママやパパ、周囲の大人の温かい愛情に支えられて発達していきます。「イヤ!」を連発する自我が発達する一方で、怖いとき、不安なとき、おなかがすいたとき、眠いときなどにはママに甘えてきます。

とくに病気になると、甘えは強くなりますし、下に弟や妹が生まれると、赤ちゃん返りをして親の愛情を確かめようとします。子どもなりに心身のSOSを発信している甘えに対しては、突き放さずに受け止めましょう。

「三つ子の魂百まで」といいますが、いつも自分を守ってくれる親がいて、心の底から安心できると、自分に自信をもつことができ、同時に、他人を思いやる豊かな人間性が育っていきます。

update : 2020.05.22

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