子育てママの自分の時間の使い方
イクメン時代と言われる現在、それでも育児や家事の分担率はまだママが多いのが実情です。
家事や育児に追われるママの、時間の使い方についてのアンケート結果をご報告します。
アンケートには388名のベビータウン会員が協力してくれました。みなさん、たくさんの質問に答えてくれてありがとうございます!
ママにはどれくらい自分の時間がある?
今回は、子どもがすでに小学生や中学生以上になっている大先輩のママたちにもアンケートに協力いただき、「第1子が未就学(6歳以下)」「第1子が小学生(7歳から12歳)」「第1子が中学生以上(13歳以上)」で各内容を比較してみました。先輩ママたちには末子の子どもが1歳未満だったころのことについて答えてもらいました。
育児中のママは常に赤ちゃんから目が離せず、夜中にも授乳があったり、自分の時間はほとんどもてませんね。睡眠時間を除いて自分の時間がどれくらいあるかを尋ねたのがグラフ1です。
全体平均は「1時間~1時間半」が最多で、未就学のママたちも同様です。しかし、先輩ママたちだけの回答を見ると様子は異なりました。現在小学生のお子さんのママも、中学生以上のママも、子どもが赤ちゃんだったときは「(自分の時間が)なかった」が最も多かったのです。
5年前のアンケートでは全体平均と同様に「1時間~1時間半」が最多だったので、先輩ママたちは、「乳幼児のときは全然時間がないくらい大変だった」と記憶に残っているのかもしれませんね。
自分の時間に何をしている?
自分だけの時間にママたちが何をしているのか尋ねたのがグラフ2です。
未就学の子どものママは「スマホを見ている」時間が最も多く、先輩ママたちは「テレビや雑誌」が最多でした。小学生以上の子どもたちが赤ちゃんのときには、今ほどスマホが出回っていなかったため、スマホが現代のママたちに影響を与えていることが見てとれます。
今はほとんどの人がスマホを持つ時代ですが、それほどスマホが人の時間を専有するようになるとは、ほんの数年前までは想像できませんでしたよね。
理想の自分の時間と、したいことは?
上記までの現実とは別に、自分だけの時間がどれくらいほしいかを聞いてみました。子どもの年齢による差はあまりなく、全体の平均値を表したのがグラフ3です。5年前のアンケート同様、最も多かったのは「2時間~3時間」。けれど大きく違っていたのが、「時間単位ではなくまとめて数日単位でほしい」というママが5年前は11.6%でしたが、今回は17.1%と比率がかなり上がっていました。以前に比べてママたちの、自分の時間に対する欲求が高くなっているようです。
また、理想の時間が持てたらやりたいことを尋ねたのがグラフ4です。未就学のママと、中学生以上のママはほぼ同様で、5年前とも似た傾向で、1位が「自分用のお買い物に行くこと」、2位が「美容院やエステ、ジムなどに行く」でした。しかし、小学生のママだけ「ボーッとしたり、何もせず休む」が最多。小学校は子どもの行事が多かったり、子どもも赤ちゃん時とは別の意味で手がかかったりで「ひたすら休みたい!」と思うママが増える時期なのかもしれませんね。
パパはママの時間作りに協力的?
ママが自分の時間を持って外にでかけるにはパパの理解と協力が欠かせませんね。ママの時間作りに対するパパの姿勢を尋ねた結果がグラフ5です。
子どもがどの世代の家庭でも、「まあまあ協力的」が最も多かったのは同じで、おおむね半数の家庭のパパは協力的であることがわかりました。けれど「全く協力的でない」の回答が、子どもの年齢が上がるほど高くなっていて、中学生以上の子ども家庭では17.4%のママがそう感じているのに対し、現在子育て中のママはわずか5.1%。前号の家事と育児の分担同様、いまどきのパパはママの時間作りという点でも、ママに寄り添う姿勢が高まっているようですね。
ただし、いずれの年代でも半数弱は「どちらともいえない」または「協力的でない」パパがいるのは事実です。パパが仕事で大変な以上に、赤ちゃんが小さいうちのママはほぼ24時間休みなしですよね。そのことをもう少しパパたちは理解してもらいたいものです。
少しずつママの育児やママの時間に理解を示すパパが増えているものの、劇的にはなかなか変わらないのが実情のようです。共働きファミリーが大半の時代には、パパも育児や家事を普通にすることが当たり前になってほしいですね。
update : 2016.11.02
- お気に入り機能はブラウザのcookieを使用しています。ご利用の際はcookieを有効にしてください。
また、iPhone、iPadのSafariにおいては「プライベートブラウズ」 機能をオフにしていただく必要があります - cookieをクリアすると、登録したお気に入りもクリアされます。