妊娠中の体の変化の悩みを解決するコツを先輩ママがアドバイス
妊娠や出産によってママの体は大きく変化。さまざまに起こる自分の体の変化に対して、先輩ママがどう対応してきたかコツをアンケートしてみました。症状別のアドバイスをご覧ください。
アンケート実施期間:2011年11月9日~2011年11月15日
アンケート対象:ベビータウン会員(回答者数=1,532名)
妊娠中の体の変化の悩みを解決するコツ
妊娠中はホルモンバランスの影響や子宮が大きくなることなどから、さまざまな体の変化が起こってきます。時間が解決してくれることも多いですが、ちょっとした工夫で改善できることもあるはずです。どのような体調変化があり、先輩ママたちはどう対処してきたのか、早速みていきましょう。
つわり
妊娠中の体の変化で最も大変だったことを尋ねたところ、1番多かったのがつわりでした。においに敏感になって吐き気をもよおしたり、食事が十分にとれなかったり、逆に食べ続けていないと具合が悪くなったりと、症状や程度は人それぞれですが、とにかく無理せず、食べられるものだけ食べ、できるだけ体を休めたいものです。水分すら十分に摂れないような重い症状の時は、脱水症状の危険もあるので病院へ相談しましょう。また、つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠と考える、外出するなど、気分転換をしながらつわりが治まる日を待ったと答えたママも多くいらっしゃいました。
肩こり・腰痛
おなかが大きくなるにつれて、肩や腰に負担がかかってくるものです。特に腰痛に悩まされたというママが多くいらっしゃいました。できるだけ負担を減らすように体重管理に努める、ガードルなどで支える、あたためるなどして対処しているようでした。最近は、妊婦さんでも施術を受けられるマッサージなどもあるようなので、近くにある場合は試してみるのもよいかもしれませんね。
貧血・たちくらみ
妊娠中は鉄分が不足しやすいこともあり、貧血やたちくらみになることも。できるだけ鉄分が豊富な食事を心がけたり、ひどい場合は病院で鉄分を補給する薬を処方してもらったりするとよいでしょう。少しでも体調がおかしいと感じたら休憩をとるなど、無理をしすぎないようにすることも大切ですね。
便秘
元々はあまり便秘になったことがなかったけれど、便秘になったというママもいらっしゃいました。食物繊維の多い食事をとる、乳酸菌をとるようにする、適度な運動をする、水分を多めにとるなど、予防を心がけたいものです。しかし、それでも便秘になってしまう場合もあります。つらいときは、病院で薬を処方してもらえるので、無理せず相談しましょう。
痔
トイレでりきむと痛かったり、怖くていきめず便秘になってしまったりすることもある痔。なってしまったら、早めに治しておきたいものですね。病院へ行くのは少し恥ずかしかったけれど、きちんとした処方をしてもらってよかったという声が多くありました。円座クッションを使うと、座ったときの痛みをやわらげることもできるようです。
尿もれ
くしゃみや咳をしたり、大笑いをしたりしたときに尿もれしてしまったというママが多いようでした。できるだけこまめにトイレに行くようにしたり、骨盤底筋を鍛える体操をしたりして、予防しているようです。ただし、赤ちゃんが動いた拍子にもれてしまったなど、防ぎきれない場合も多いので、尿もれ専用のシートやナプキンをあてておくと安心ですね。
こむら返り
体重が増えて足の筋肉に負担がかかったり、大きくなったおなかに圧迫されて下半身の血流が悪くなったりするため、足の裏やふくらはぎがつりやすくなります。夜寝ているときになったというママが多くいらっしゃいました。あたためる、ストレッチをするなどして対応しているようでした。
妊娠線
妊娠中に比べると、出産後はかなり目立たなくなりますが、1度できたら消えないのが妊娠線。ママたちはクリームなどを塗って保湿し、できないように頑張っているようです。急におなかの大きくなる妊娠後期は、特に注意が必要なようですね。ただし、どんなに予防していてもできてしまうこともあります。そんなときは、赤ちゃんを産んだ勲章だと気持ちを切り替えることも大切なようです。
静脈瘤
静脈瘤とは、静脈内の血液がたまり、こぶのようにふくらむこと。妊娠中は子宮に圧迫されて血流が悪くなることや、ホルモンの影響でできることもあるようです。そのため、はくと適度な圧力がかかり血行がよくなるタイツをはいていたり、マッサージをしたりしたというママもいらっしゃいました。
しみ・そばかす
妊娠中はホルモンの影響で、しみやそばかすができやすくなります。防ぐために1番大切なのはしっかりと紫外線対策をすることです。ほかにもママたちは、美白効果のある化粧品を使う、できてしまったしみ・そばかすはメイクでしっかりかくすなどしているようでした。
抜け毛
よく、産後は抜け毛が多くなるといわれていますが、妊娠中に抜け毛が多くなるケースもあります。ホルモンの影響からきているものなので、自然と治まっていくものです。あまり心配しないほうがよいでしょう。髪型が上手くセットできずに困ったときは、スプレーで固めたり、美容師さんと相談して髪型を変えたりして乗り切ったというママもいらっしゃいました。
その他
妊娠中はとにかく体の変化が多く起こるときです。ほかにも、「頭痛」や「眠気」、「疲れやすくなる」、「むくみ」など、人によってさまざまな変化を感じているようでした。個人差があるものなので、もしかしたら自分だけなの?と不安に感じることもあるかもしれません。先輩ママたちの体験談を参考にしたり、産院に相談したりと、多くの情報を得ることが不安を解消する一歩になるかもしれませんね。
私はこう思った!(先輩ママのコメント集)
つわり
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とにかく気持ちが悪い。長く続くと思うと気がめいった。2人目のときは、つわりの時期に体重が減った。とにかくつらいことは忘れるようにした。これもお腹の赤ちゃんが元気な証拠だと思うと、乗り越えることができた。
(広島県/2歳児と5歳児のママ)
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食べても吐いてしまって、食欲もなかった。自然におさまるまで待った。食べることができるものを少量ずつ食べた。
(愛媛県/1歳児のママ)
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すごくつわりがひどくて体重が12kgも減りました。何を食べても吐き戻しをしてしまって、お水も受けつけなくて、大変でした。でも、お腹の中の赤ちゃんは元気に成長していました。病院で点滴をしたら、少し良くなりました。
(神奈川県/0歳児のママ)
肩こり・腰痛
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お腹が大きくなるにつれ腰痛がひどくなり、臨月を迎えるころには寝がえりをしたり、起き上がったりするのも大変でした。背中が少し硬い素材になっているマタニティガードルをはくと、少しですが痛みがやわらぎました。
(鳥取県/3歳児のママ)
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妊娠5ヶ月のときに、下に落ちたものを拾おうとしたらぎっくり腰になってしまったので、1週間安静にしていました。それがつわりがおさまった時期と重なったこともあって、体重が急激に増えてしまい、妊娠6ヶ月目の健診のときに、看護婦さんにきつく注意されました。健診後に1日1時間の散歩を日課にしました。その後は、ぎっくり腰を含めた腰痛もなく、体重も妊娠前のプラス8kgで抑えることができ、無事に出産できました。
(神奈川県/0歳児のママ)
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妊娠前は、腰痛を感じたことがなかったので、つらかったです。妊婦でも大丈夫なマッサージに臨月近くまで通っていました。
(東京都/1歳児のママ)
貧血・たちくらみ
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妊娠前は大丈夫だったのですが、妊娠したら血液検査で貧血と診断され、毎回鉄剤を処方されました。飲むと便秘になるのが悩みでした。鉄分入りのヨーグルトドリンクを毎日飲むようにしていたら、便秘もしないし、血液検査でも貧血とならず一石二鳥でよかったです。
(宮城県/1歳児と4歳児のママ)
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疲れたときにふらっとなって倒れてしまうので、おなかの中の赤ちゃんへの衝撃が心配でした。早寝早起きをして、野菜をしっかり食べるようにしました(なかなか量が食べられないので、具だくさんの味噌汁などをよく食べました)。それと、2人分休むくらいの気持ちで、無理しないで妊娠前以上に休む、急激な動きはさけて亀のようにゆっくりと動くように心がけました。
(岡山県/3歳児と5歳児のママ)
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働いていたので通勤中気分が悪くなって途中駅で降りたり、職場に着いてもしばらく動けなかったりした。少しでもおかしいと思ったら座ってじっとしていた。
(福岡県/3歳児の双子のママ)
便秘
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便秘がひどかったのですが、妊娠しているしと、思い切りりきむこともできなくて、なかなか改善できずに大変でした。おなかの中は下痢なのに便秘で入口がふさがっていて出てこない時は、死ぬかと思うほどつらかったです。プルーンやヨーグルト、野菜ジュースなどいろいろ試しましたが、これというのはありませんでした。なにげに水をたくさん飲むのが1番良かったかもしれません。
(栃木県/0歳児と4歳児のママ)
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妊娠前は快便だったのに、便秘気味に。常にお腹が痛く、日常生活に支障がありました。病院で便秘改善薬をだしてもらいました。
(神奈川県/1歳児のママ)
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妊娠前は2、3日の便秘は当たり前でしたが、妊娠初期には1日出ないだけで、すごい硬くなってしまい、なかなか出てこなくて、トイレに30分くらいこもっていたことが何度かありました。ヨーグルトを毎日200g近く食べたり、バナナミルクを作って飲んだり、ヨガや散歩などの運動をしました。
(東京都/0歳児のママ)
痔
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いぼ痔になり座るのも痛かった。恥ずかしがらず病院へ行き、薬を処方してもらって良かったと思う。
(広島県/0歳児と3歳児のママ)
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痔になって大便をするのが怖くなり、かえって便秘になってしまいました。食事に気をつけて、便が出やすくなるようにしました。
(石川県/5歳児のママ)
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便秘でただでさえきついのに、トイレのたびに痛むから大変でした。円座クッションを愛用していました。
(愛知県/0歳児のママ)
尿もれ
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くしゃみをしたときなどに尿もれがあり、驚いた。尿意を感じる前にトイレに行くようにしたり、体操をしたりしてみた。
(埼玉県/2歳児と8歳児のママ)
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くしゃみや咳だけでなく、少しトイレに行くのを我慢しただけでも尿もれをしてしまいました。どうしても我慢しなければいけない場合は、下腹に力を入れて尿もれしないようにしてみたりも。尿もれしてもいいように専用のパットをつけると安心することができました。
(愛知県/0歳児のママ)
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くしゃみや大笑いしたときに尿もれが起きるのはしょうがないと思ったが、おなかの子が活発に動いただけでももれたので、いつもれるか予想ができなくて困った。仕方ないので、おりものシートをつけるようにした。
(愛知県/3歳児のママ)
こむら返り
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1度なったら癖になったようで、繰り返しこむら返りになった。常にふくらはぎがつった状態で立ち仕事をしていたので、とてもつらかった。週2回、整体で全身をマッサージしてもらった。
(兵庫県/0歳児と3歳児のママ)
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冬の夜中はつりやすかったです。靴下をはいてもだめで。つったら、すぐにシャワーであためるようにしました。主治医に確認をして、湿布も貼りました。
(大阪府/0歳児のママ)
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寝ている間にひどくつりました。2日間ほど、痛みが残ったので歩くのがかなりつらかったです。その後、つりそうになったときはふくらはぎをしっかり伸ばすようにしたら、つらずにすむようになりました。寝ぼけていてできずに、何度かつることはありましたが…。
(東京都/0歳児のママ)
妊娠線
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クリームでケアしていたのに突然できてしまいました。クリームをもっとたっぷり塗っておけばよかったと思います。
(大阪府/0歳児のママ)
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ケアしていたのにできてしまいました。できたら消えないのでショックでした。でも、旦那が「勲章だよ」といってくれたことで気持ちが軽くなりました。
(神奈川県/2歳児のママ)
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なんとなく手入れもしていたし、8ヶ月頃までは何ともなかったのに、臨月にはメロンのような感じに線が…。ほとんどが下腹部に集中していて、でっぱったお腹で見えなかったため、発見が遅れました。姿見で偶然発見したときは、落ち込みました…。けれど、発見が遅かったので仕方ないと、あきらめました。
(埼玉県/2歳児のママ)
静脈瘤
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つわりや貧血などは知識としてあったが、静脈瘤はできると思っていなかったので驚きました。できた所もなかなか他の人に見せられないところだったし、大きさも気のせいではすまないくらいだったので不安でした。でも、出産後きれいになくなったので良かったです。
(静岡県/1歳児のママ)
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もともと静脈瘤があったのですが、妊娠で一層ひどくなり、このままで大丈夫なのか?と不安になりました。それにともなってなのか、こむら返りもたびたびあり、そのたびに涙目になってこらえました。はくと圧力がかかって血流がよくなる靴下をはく、適度に足を動かす、主人にマッサージしてもらうなどしました。
(静岡県/0歳児と2歳児のママ)
しみ・そばかす
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顔にあるしみがどんどん濃くなり、化粧で隠すのも難しいほどに。マタニティ時代の記念写真すべてがしみがある顔で写っています。産後すぐに赤ちゃんと一緒に撮った記念の写真でも、しみがばっちり!一生の記念なのに…とショックでした。とにかく化粧で隠したり、冬で風邪の流行っている時期だったのでマスクをしたりして隠していました。
(東京都/0歳児のママ)
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産後、1ヶ月経って少し余裕ができたころ、ふと鏡をみてしみ、そばかすの多さに驚愕した。まさかここまでなるとは…と本当にショックだった。しみに効くといわれているビタミン剤を飲んだり、UVケアを必死にやったりした。
(愛知県/1歳児のママ)
抜け毛
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髪が抜けて新しく生えてきたので中途半端に短い髪が増え、ポニーテールにすると短い髪がちくちくいっぱい出るように。髪にスプレーをかけてしっかり固めてわからないようにした。
(愛知県/3歳児のママ)
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抜け毛が初めてだったので、原因がわからず不安だった。妊娠のせいだという知識を得ることで、安心することができた。
(千葉県/3歳児のママ)
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お風呂に入るたびに手に毛が絡まったり、排水溝の掃除を頻繁に行わなければならなくなったりしました。毛の量を見て毎回悲しくなっていました。美容室には行かず自分で髪の毛を切ったり、ウィッグを購入したりしました。美容室で髪の毛が抜けたりするのが恥ずかしかったんです。でも綺麗にしていたかったので、自分で手入れをしてスッキリさせることができたのはよかったです。
(大阪府/0歳児のママ)
その他
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常に眠くて頭が働かなかった。仕事をしていたので、忘れないようにこまめにメモを取るようにしたが、見直すと何のメモかがわからないことや、そもそも間違って書いていることもあり大変だった。
(福島県/0歳児のママ)
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妊娠のイメージはつわりだったので、こんなに疲れやすくなるものだとは思いませんでした。普段の買い物も、行き帰りと店内を歩いただけなのに、すぐに気持ち悪くなるほど疲れてしまって。頻繁に休憩をとったり、無理をしないようにしたりしました。
(千葉県/0歳児のママ)
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むくみがひどかったです。朝は普通に履けた靴が夕方には入らなかったり、靴が脱げなくなったりして、焦ったこともあります。塩分を控える、ジュース類は飲まない、必要以上に水分を摂りすぎない、利尿作用のあるお茶や漢方を利用するなどしました。
(東京都/1歳児のママ)
update : 2012.02.01
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