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妊活中のカフェイン、摂取量の目安は?

コーヒーや紅茶など、妊活中はカフェインをとっていいかどうか、なんだか気になってしまうもの。やめようと思えばやめられるけど…と思いつつ、好きなカフェで過ごすのはリフレッシュに大事な時間。どれくらいの摂取量なら、妊娠への影響がないのでしょう? 生殖専門医として、多くのカップルを妊娠に導いている高橋ウイメンズクリニック院長・高橋敬一先生に話を聞きました。

監修者プロフィール

高橋敬一
高橋ウイメンズクリニック (千葉県千葉市)院長

国立金沢大学医学部卒業。虎の門病院、ワシントン大学留学などを経て、1999年に千葉市初の不妊治療専門クリニックを開業。医師の十分な説明を受けたうえで患者自身が治療を選択する「インフォームド・セレクション(説明と選択)」を方針とし、これまでに1万3000人以上を妊娠に導く。

1日1〜2杯のコーヒーは 問題なし

カフェインと妊娠の関係は不明確

妊娠中のカフェイン摂取は避ける人が多いようですが、赤ちゃん待ちの妊活中は、どう考えればいいでしょうか?

「カフェイン摂取と妊娠の関係については、さまざまな研究データがあります。コーヒー1〜2杯でもよくないという報告もあれば、全く関係ないという報告も」というのは、高橋ウイメンズクリニック院長、高橋敬一先生。

つまり、たくさんの研究があっても、いまだ見解が定まっていないということなのでしょうか。

高橋先生

コーヒーの場合、だいたい3〜5杯を超えると妊娠率が低下するという報告が多いですね。一方、体外受精ではカフェイン摂取による妊娠率、出産率などに差はなかったとの報告もあります。そこで私は、1日1〜2杯なら問題ないですよ、と話しています。

紅茶や緑茶、栄養ドリンクにもカフェインが

こうしたデータのほとんどが海外の研究です。そのため「コーヒーを1日何杯飲んだか」で調べているので、日本とは環境が違うといえます。

日本では、コーヒーをはじめ、紅茶や緑茶、ココアなど、カフェインを含んだ飲み物は、いつでも気軽に楽しめます。また、栄養ドリンクや薬などにもカフェインが含まれたものがあります。

高橋先生

ちなみに、コーヒー1杯のカフェインは50~100mgとされますが、1日200~500mg以上で差があるという報告が多いのです。その他、インスタント紅茶、煎茶、ウーロン茶、ほうじ茶は20~40mgとされ、玉露は200mgとかなり多いようです。一方、麦茶は0mgとカフェインは入っていませんので、カフェインが気になる方は麦茶がおすすめです。

「気軽に手に取れる環境だからこそ、摂取の方法に注意して欲しい」と高橋先生。

コーヒーの飲み方に注意を

砂糖やガムシロップは糖質

コーヒーを飲んでもいいと聞いて安心しました。カフェタイムが楽しみです。

高橋先生

ちょっと待ってください。1日1〜2杯というのは、ブラックコーヒーの話ですよ。砂糖やガムシロップなどを加えると、糖質をとり過ぎることになるので注意が必要です。クリームがたっぷりのったコーヒードリンクなどにも気をつけてください。

たしかに、クリームがこんもりとのっているカフェのメニューは、コーヒーというよりもデザートに近い感覚。たまの楽しみにするのが無難なようですね。

コーヒーといっしょに添加物をとっている!?

高橋先生

ところで、コーヒーに添えられる、小さな容器に入ったコーヒーフレッシュ。ミルクは入っておらず、油と食品添加物で作られていることを知っていますか?

つい習慣でコーヒーに入れてしまいがちですが、必要ないものは口にしない、体に入れないという意識も大切ですね。

砂糖は血糖値を上昇させる

缶コーヒーは砂糖がいっぱい

高橋先生

缶コーヒーを飲む際は、内容の表示をよく見てください。ブラックコーヒー以外は、ほとんどに砂糖が入っています。通常の缶コーヒーには、100gあたり約7.5gの糖質(角砂糖2個分)を含んでいます。微糖でも、それなりの量(角砂糖1個分)になります。冷たいものは温かいものよりも甘さを感じにくいので、たくさんの砂糖が入っていることが多いのです。その量をスティックシュガーに置き換えると、きっと驚くと思いますよ。

血糖値の急上昇が危ない

高橋先生

朝のコーヒーでリフレッシュするのはいいのですが、朝食抜きで空腹のときに糖分をとると、血糖値が急上昇してしまいます。それを下げるために、膵臓からインスリンが分泌されます。このような血糖値やインスリンの急上昇・急下降を繰り返していると、健康を害するリスクが高まるので気をつけてください。

血糖値というと中高年の話題かと思っていましたが、妊活世代にも関係ある話だったのですね!

毎日の食生活の見直しを

ジュースやスポーツドリンクも内容を意識して

高橋先生

糖分は、フルーツを搾った生ジュースにも多いですし、スポーツドリンクも意外に多く含まれています。100mlあたり砂糖5~6g(角砂糖2個分)入っているスポーツドリンクも多いのです。新鮮な果物で栄養を補ったり、汗をかいたときにスポーツドリンクを飲むなど、健康のために摂取するのは必要なことです。しかし、単なる習慣になっていないでしょうか?

必要に応じて摂取すれば健康に役立つことも、とり過ぎればデメリットになるということ。何気なくやっていることこそ、注意しなくてはいけないようです。

毎日の習慣を見直そう

高橋先生

血糖値がゆるやかに上昇するように、最近では糖質制限の食事が注目されたり、食事のときに野菜から先に食べる“ベジファースト”が提唱されています。

健康な食生活のためにも、ぜひ参考にしたいですね。

子どもが欲しいと望んで妊活している今はもちろんのこと、子どもが生まれて大人になるまで、親として元気でいたいもの。そのためにも、健康をもっともっと意識していきたいですね。

取材協力:高橋ウイメンズクリニック(千葉県千葉市)

update : 2017.05.02

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