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双子妊娠の確率は?いつわかる?

1回の妊娠で赤ちゃんを2人授かることは、喜びが2倍に増えるようで夢がふくらみます。双子の妊娠の確率やいつごろ妊娠がわかるのか、双子を妊娠した場合の経過やリスクなどについて、多胎妊娠の診療経験が豊富な関口将軌先生に、詳しい話を聞きました。

監修者プロフィール

関口将軌先生
東京科学大学病院 周産・女性診療科

2001年東京医科歯科大学(現:東京科学大学)医学部医学科卒業。周産期医学を専門とし、本記事のインタビュー時は国立成育医療研究センターで多胎妊娠外来を担当。2019年より東京科学大学病院 周産・女性診療科(産婦人科)勤務。

双子を妊娠するのはどういう仕組み?

子宮の中に1人の胎児がいる妊娠を「単胎妊娠」、2人以上の妊娠を「多胎妊娠」といい、とくに2人の場合を「双胎妊娠」といいます。一般的な「双子」という言葉は双胎妊娠の胎児あるいは生まれてきた子ども(双生児)のことを指します

双胎は、受精卵の数によって「一卵性双胎」「二卵性双胎」の2種類に区別されています。

一卵性双胎とは?

もともとひとつの受精卵だったのが、何らかの理由で早い時期にふたつに分離して、それぞれが胎児として成長します。遺伝情報は同じであり、

  • 性別や血液型は同じ
  • 容姿がそっくり

といった特徴があります。

二卵性双胎とは?

もともと受精卵が2つあり、それぞれが胎児として成長するものです。一般的に、排卵は左右どちらかの卵巣から1個です。しかし、何らかの原因で左右から1個ずつ、またはどちらかの卵巣から2個の卵子が飛び出ることがあり、それぞれが別の精子と出会って2つの受精卵となり、胎児として成長します。ママが複数個の排卵が起きやすい体質だった場合や、不妊治療で排卵誘発したときに起きる場合などがあります。体外受精や顕微授精で2個以上の胚を移植した場合にも、二卵性双胎になることがあります。遺伝情報は同一でなく、

  • 性別や血液型は異なる場合もある
  • 容姿は一卵性双生児ほどそっくりにはならず、年の違うきょうだい程度に似ている

といった特徴があります。

双子と聞くと、ママたちは“一卵性か二卵性か”が気になりますね。ただ、関口先生によると、「より重要なのは、3つの“膜性”です」とのこと。膜性の種類によって妊娠のリスクや管理方法が異なるので、病院では13週までに分類をしています。

3つの“膜性”による双子の分類

ひとことで「双子」といっても、赤ちゃんを包む膜の状態で3つの“膜性”にわかれます。

  1. 絨毛膜が2つで羊膜が2つの「二絨毛膜二羊膜双胎(DD双胎)」
  2. 絨毛膜が1つで羊膜が2つの「一絨毛膜二羊膜双胎(MD双胎)」
  3. 絨毛膜が1つで羊膜が1つの「一絨毛膜一羊膜双胎(MM双胎)」

聞き慣れない言葉なので難しいですね。

絨毛膜の数=胎盤の数

羊膜の数=胎児が成長する部屋の数

と考えるとよいでしょう。たとえば一絨毛膜二羊膜双胎の場合は、胎盤は1つで胎児の部屋の数は2つということになります。

一卵性双胎

二絨毛膜二羊膜双胎、一絨毛膜二羊膜双胎、

一絨毛膜一羊膜双胎

の、すべての可能性があります。どの膜性になるかは、受精後に2つに分かれる時期の違いにより決まります。

二卵性双胎

原則的に二絨毛膜二羊膜双胎

になります。

双子はいつわかる?

妊婦健診の超音波(エコー)検査で双子がわかります。ただし、双子の種類によって、わかる時期が若干違います。

二絨毛膜二羊膜双胎

胎嚢(たいのう)がふたつあるので、エコー検査で胎嚢が確認できる妊娠5週ごろからわかることが多いです。

一絨毛膜二羊膜双胎、一絨毛膜一羊膜双胎

胎嚢がひとつなので、双子であることがわかりづらいことがあります。心拍を2つ確認して「双子だ」とわかることが多いので、心拍が確認できる妊娠6週ごろからが一般的です。一絨毛膜二羊膜双胎と一絨毛膜一羊膜双胎の区別はもう少し遅い時期になります。

双子の妊娠の確率は? 男女となる確率は?

双子を出産する確率は約1%で、約100人に1人のママが双子を出産します。ただし、これは不妊治療で授かるケースも含めており、自然妊娠では0.6%程度です。

一卵性双胎を授かる確率

自然妊娠で約0.4%、1000件の出産のうち4件程度といわれ、人種による差はあまりありません。

膜性の内訳は、

一絨毛膜二羊膜双胎……約4分の3

二絨毛膜二羊膜双胎……約4分の1

一絨毛膜一羊膜双胎……約1%

二卵性双胎を授かる確率

人種による差がとても大きいです。日本人では少なく、自然妊娠で約0.2~0.3%、1000件の出産のうち2~3件程度とされています。

双子の出産による男女の確率

自然妊娠の場合、

男・男……約40%

女・女……約40%

男・女……約20%

となります。

(双子のうち一卵性が60%、二卵性が40%とした場合)

妊娠検査薬では、どう反応する?

妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるホルモンであるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を尿中に検出することで、妊娠しているかどうかを判定します。双胎妊娠ではhCG分泌が多く単胎より早めに検査薬陽性になる可能性は考えられますが、一般的には単胎でも生理開始予定日ごろ(妊娠4週)には判定が可能となっており、その差が問題になることはないでしょう。

双子の妊娠、症状・兆候は?

双子の妊娠に特有の症状・兆候があるわけではありませんが、単胎の妊娠でもよく見られる以下のような症状は、双子ではより起こりやすいかもしれません。

つわり

単胎妊娠に比べて、つわりが長引いたり重くなったりする傾向はあります。hCGが単胎妊娠より盛んに分泌されることが影響していると考えられます。ただし、つわりは個人差が大きく、すべての人に重い症状が出るわけではありません。

おなかの張り

妊娠中期以降から、しばしばおなかの張りを感じることがあります。張りが頻繁なら、しばらく横になって休みましょう。外出先なら、座れる所を探して楽な姿勢をとります。しばらく休んでいれば、張りはおさまることが多いです。

妊娠週数にもよりますが、休んでいても張りが続く、出血や痛みを伴うといった場合は受診しましょう。また一絨毛膜双胎で急におなかが大きくなって張るような場合には、あとで述べる双胎間輸血症候群の心配もありますので病院に相談しましょう。

腰痛

2人の胎児を下半身で支えるために、どうしてもおなかを突き出し、背中を反らした姿勢になりがち。そのため、腰や背中に負担がかかり、痛みを感じることがあります。なるべく正しい姿勢を心がけるようにしてください。骨盤ベルトの活用や、妊婦さんに適したマッサージや指圧を試してみてもよいでしょう。

むくみ

妊娠末期(妊娠28週以降、以下「妊娠後期」とします)に起きやすい症状で、特に脚などがむくみやすくなります。ホルモンの変化や子宮が大きくなることなどにより、血管の性質や体の浸透圧、血行状態などが変化することで生ずると考えられています。特に、夕方以降や疲れたときが要注意。長時間立つことは避ける、マッサージをする、弾性ストッキングを活用する、脚を少し高くして寝る、といったことで多少は改善されます。

むくみが急激に悪くなる、左右の差が目立つ、痛みが強い、変色があるといった症状も伴う場合は、血栓症の心配もありますので病院に相談してください。

仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群

あおむけに寝ると、大きくなった子宮が太い静脈(下大静脈)を圧迫することで血圧が下がり、気分が悪くなります。妊娠後期によくみられますが、とくに双胎では起こりやすい症状です。左を下にして横になることで改善されます。診察や検査であおむけになったとき、気分が悪ければ遠慮せずすぐに伝えてください。

胃の圧迫感

大きくなった子宮が胃の一部を押し上げることで、圧迫感が出やすくなります。食後には上体を起こして休んだり、食事を少量ずつ何回かにわけて食べたりするのもよいでしょう。

ただし特に妊娠後期に「胃の痛み」や「みぞおちの痛み」が強いときは、HELLP(ヘルプ)症候群という危険な合併症の症状の場合があるので、病院に相談してください。

双子妊娠のリスク

3つの膜性に共通のリスク

・早産

妊娠22週以降かつ37週未満に出産することです。早い時期からおなかが大きくなり自然早産が単胎より多いことに加え、妊娠高血圧症候群などにより出産を早める人工早産もあり、双胎妊娠の約50%が早産になるといわれています。規則的なおなかの張りや痛み、出血など、早産が心配な症状が出た場合は受診しましょう。早産の危険性が高い状態「切迫早産」と診断されれば、入院となることが多いです。

ただし、早産といっても37週に比較的近い週数での出産が多く、赤ちゃんの命にかかわったり将来への危険が大きかったりするような早い週数での出産は必ずしも多くないので、過度の心配もよくないでしょう。

・妊娠高血圧症候群

妊娠中から出産後12週までの高血圧や、高血圧にたんぱく尿や肝臓・腎臓の障害、胎児発育不全などを伴う病気です。妊娠後期に多いですが、それより早く見られることも。妊娠高血圧症候群と診断されたら、入院や早めの出産になることもあります。重症化すると、子癇発作(けいれん)や脳出血、HELLP症候群、常胎盤早期剥離などを起こし、母子ともに危険な状態になることがあります。

・胎児発育不全

おなかの中で、胎児の体重増加がよくない状態です。胎児の1人、もしくは2人とも超音波検査での推定体重が標準より軽い場合があります。双子は単胎よりも小さく生まれる傾向はありますが、推定体重が軽い場合は胎児が元気であるかに注意して経過をみていき、出産の時機を検討します。なお一絨毛膜双胎で1人だけ小さい場合はあとで述べるようにselective IUGRといい、特別な注意が必要となります。

・胎児先天異常

胎児の体の一部の形や働きなどに異常がある状態です。単胎では3%程度に対し、双胎では4~6%に増えます。二絨毛膜双胎より一絨毛膜双胎で多く、超音波検査で発見されるケースがありますが、生まれる前にはわからないことも少なくありません。

そのほか、HELLP症候群、血栓症、産後の過多出血なども単胎妊娠に比べてリスクが高く、注意が必要です。

一絨毛膜(二羊膜あるいは一羊膜)双胎のリスク

一絨毛膜双胎では1つの胎盤を2人の胎児が分け合って共有し、お互いの間に血液の行き来があります。その不具合による問題を生ずることがあります。

・双胎間輸血症候群(そうたいかんゆけつしょうこうぐん)

2人の間の血液の行き来が、何らかの原因でアンバランスになってしまうことにより生じます。1人の胎児は羊水過多となり、心不全などの合併症が。もう1人の胎児は羊水過少となり、成長が妨げられます。一絨毛膜二羊膜双胎では約1割に生じ、治療なしでは2人とも子宮内で亡くなってしまう(胎児死亡)ことが多いです。血液の行き来をレーザーで遮断する手術が標準的な治療法です。

・Selective IUGR (一児の胎児発育不全)

双胎間輸血症候群ではないものの、1人の胎児が標準より小さい状態です。一絨毛膜双胎の約1割にみられ、胎児死亡になってしまうこともあります。2人の胎盤の分け合い方が不均等であることが原因で、血流の行き来の偏りも関係しているといわれています。治療としてレーザーによる手術を行うこともあります。

・双胎一児死亡時の問題

時には、1人の胎児が何らかの原因で子宮内で亡くなってしまうことがあります。亡くなった胎児に向かって急激に血液が移動するため、生存している胎児は重い低血圧・貧血になることが。その結果、子宮内で亡くなったり、脳などの障がいを起こす可能性があります。

一絨毛膜一羊膜双胎のリスク

・臍帯相互巻絡(さいたいそうごけんらく)

子宮の中で2人を隔てる膜がないので、2人の臍帯(へその緒)が絡まっていることが多く、これを臍帯相互巻絡といいます。ときにこの相互巻絡により胎児への血液の流れが妨げられ、1人あるいは2人とも子宮内で亡くなってしまう可能性があります。こうした危険性があるため、一絨毛膜一羊膜双胎の場合は早めに入院し、34週ごろまでに帝王切開で分娩とすることが一般的です。

かつては一絨毛膜一羊膜双胎の半分程度が亡くなるといわれていましたが、近年では80~90%が生きられるようになっています。

ママや胎児のリスクに対して過度に心配することはありませんが、リスクに対する正しい理解は重要です。妊娠の診断を受けて「双子です」と言われたら、全国にある周産期母子医療センターをはじめとする、早産や緊急手術にも対応できる病院で健診・出産をすることが望ましいです。また病院を選ぶ際には家から通いやすい利便性も考慮したほうがよいでしょう。

双子の産み分けはできる?

「かわいいから、双子の赤ちゃんが欲しいな」「高齢だから一度の妊娠で2人の赤ちゃんを授かりたい」など、双子の妊娠を希望する人はいるでしょう。しかし、双子を希望した通りに確実に授かる方法はありません。たとえば複数の胚移植を行えば双子を妊娠する確率は高まりますが、双子の妊娠はリスクも伴います。双子をはじめとする多胎妊娠防止のため、現在では移植する胚は原則1個とされています。「不妊治療によって、双子を妊娠する可能性は高まります。ただし、不妊治療は双子の妊娠を目指すものではありません。双子の赤ちゃんは“望んで得る”のではなく、“授かる”もの」と関口先生は話します。

分娩については?(経腟分娩はできる?)

目標となる分娩の時期は、一絨毛膜一羊膜双胎をのぞき、最も赤ちゃんへのリスクが少ないとされる36~38週頃となるのが一般的です。

双子のお産というと、帝王切開になるものだと考えているママも多いようですが、必ずしもそんなことはありません。

帝王切開は安全と思われがちですが、ママに関しては多量出血、細菌感染、血栓症や、次回妊娠時に子宮破裂や前置胎盤が増加するなどのリスクがあります。また次回の分娩も帝王切開となることが多いです。赤ちゃんにおいても一時的に呼吸状態が不安定になりやすいなどのリスクがあります。

実際の双子の分娩には、妊娠週数、赤ちゃんたちの向き(胎位)や大きさ、ママの合併症の有無、病院の診療体制などを考慮して出産の方法(経腟分娩か帝王切開か)を選択します。一般的に、とても早い週数や下の(先に出てくる)赤ちゃんが逆子などの場合は、経腟分娩による赤ちゃんへのリスクが比較的大きいため帝王切開になります。

経腟分娩では1人目の赤ちゃんが普通に産まれても2人目の状態によっては帝王切開が必要になることがあります。特に臍帯脱出(破水した際に臍の緒が出てきてしまう)や常位胎盤早期剥離を起こした場合などは一刻も早い帝王切開が必要になることが多いです。

経腟分娩可能な状態であってもママの希望で帝王切開を選べる病院や、双子なら必ず帝王切開としている病院もあります。病院によって出産の方法を選択する基準は違うので、お産をする病院に確認してください。

双子の出産費用は? いくらかかる? 
双子の出産で準備することは?

双子の出産費用は、病院や妊娠経過、入院日数、分娩方法などによって違いますが、一般的には60~80万円が目安です。分娩・入院費は病院によって数十万円の差があるので、費用については事前に病院に問い合わせておくことが大切です。

知っておきたい、出産時にもらえるお金

妊娠・出産には、公的にもらえるお金があります。出産前に調べておき、すみやかに申請できるようにしておくとよいでしょう。

出産育児一時金

健康保険に加入している人が受け取れます。赤ちゃんひとりに50万円なので、双子なら2倍の100万円支給されます(ただし、妊娠週数22週未満で出産した場合は1児につき48.8万円)。

また、「直接支払制度」といって、出産育児一時金を、医療機関などに健康保険組合から直接支払う仕組みもあります。出産費用としてまとまった額を事前に用意する必要がなくなり、便利です。

高度療養費制度

双胎妊娠の場合、妊娠高血圧症候群など妊娠中のトラブルが起きやすく、単胎妊娠よりも入院期間が長くなりがちです。その分医療費が高額ですが、1ヶ月の医療費が一定額(自己負担額は、所得により異なる)を超えた部分が戻ってきます。帝王切開も健康保険が適用になり、高額医療費の申請ができます。

出産準備品は、早めに用意を

リスクの多い双胎妊娠は、妊婦検診に来て、すぐに入院ということもあります。出産準備は妊娠中期ごろから早めにすることを心がけましょう。

すべて人数分そろえることはない

肌着やベビー服などは、1.5人分ぐらいが目安です。最初からあれこれ買わず、最低限のものだけ用意して、少しずつ買い足していけばムダがありません。

インターネット通販で検索

双子用のベビーカーといった多胎用の商品は、店舗での取り扱い商品が少ない場合も。インターネット通販の方がたくさん選べるので、時間のあるときに検索して利用するのもおすすめです。

レンタルやリサイクルを賢く利用

ベビーベッドやベビーバスなど、使用期間が決まっているうえ高価なものは、購入するよりレンタルやリサイクルが便利なことも。

出産前に育児のサポート態勢を整えておきましょう

夫やパートナーに家事などを教えておく

入院が長期化すれば、家事は夫やパートナーが担当しなくてはいけません。

  • ゴミの分別の方法や集配曜日
  • 洗濯機の使い方
  • 日用品のしまってある場所
  • 各種料金の支払い
  • 簡単な料理

など、夫やパートナーにできるだけ教えておきましょう。妊娠中期以降は体調が不安定になることもあるので、緊急連絡先なども夫やパートナーと共有しておきます。リストを作って、目立つ所に貼り出しておくと便利です。

上の子がいる場合

ママが入院中の預け先を考えておくことも大切です。妊娠中のトラブルで急に管理入院が決まり、出産まで退院できないことも珍しくありません。近所に住む親や親戚に頼る、保育園の一時預かりなども検討しておくと安心です。

赤ちゃんたちのスペースづくりを

赤ちゃんたちが退院してきたら、寝る場所やおむつなどを配置するスペース、リビングでの赤ちゃんスペースなどをつくっておくといいですね。

産後のサポート態勢をつくっておく

赤ちゃん1人の育児でも、ママだけでは大変。それなのに、2人を一度にお世話するとなれば、忙しさは想像すら難しいかもしれません。ママだけでは無理なので、夫やパートナーと協力し合うことは大前提です。双子の場合は夫やパートナーも育児休業をとって出産に備えると安心ですが、仕事で取得が難しい場合、昼間の育児をどのように補うかは、事前に考えておきましょう。親や親戚、産後ケアセンター、ベビーシッターなどの自治体や民間サポートなどを検討しておくとよいですね。

双胎妊娠では、分娩後に産後マタニティブルーズになるママが多く見られます。産後のホルモン変化・体力低下にくわえ、育児疲れが大きく影響しているのでしょう。育児がつらくても、誰にも相談せずにひとりでがんばってしまうママも多いのです。ひとりで抱え込まず、周囲の人に頼ったり病院で相談したりしてください。

双子を妊娠する確率は、前述のように高くはありません。そんな低い確率の中で授かった赤ちゃんたちは、心から愛しく思えるはず。2人の新しい家族を迎えてハッピーな育児をするためにも、まずはママの心と体の健康を大切にしてくださいね。

医療監修:東京科学大学病院 周産・女性診療科 関口将軌先生

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