妊娠17週目!女の子の性別もわかる?
おなかの赤ちゃんの性別は、妊婦本人だけでなく、パパはもちろんのこと、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんな知りたいこと! エコー・超音波検査のたびにドキドキしている人もいることでしょう。果たして胎児は男の子なのか、女の子なのか…。エコーでいつ、どんなふうに性別がわかるのかを、産婦人科医、林聡先生(東京都、東京マザーズクリニック院長)にうかがいました。
監修者プロフィール
林 聡(はやし さとし)先生
東京マザーズクリニック(東京都世田谷区)院長
「お母さんだけでなく、胎児も患者」をモットーに、専門性の高い最新の産科医療で、安心安全の妊娠・出産・育児をサポート。1992年広島大学医学部卒、同大学院修了。県立広島病院産科婦人科副部長、フィラデルフィアこども病院・ペンシルバニア胎児診断・胎児治療センター留学を経て、国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科医員、医長。2012年東京マザーズクリニック院長に就任。
性別がわかるのはいつごろでしょう
男の子は14~15週ころからわかります
胎児の性別はエコーでわかります。妊娠13週ころには胎児の外性器が突起物として、超音波モニターに映るようになります。男の子と女の子では向きが違います。男児の場合は体幹に垂直の向きなので、妊娠14~15週ころには、モニターにはっきりと写ります。
女の子は妊娠17~18週ころにわかります
女の子の場合、外性器は体幹に水平の向きなので、エコーにも映りにくく、「男の子ではないから女の子だろう」と推定します。しかし、妊娠17~18週ころになると、木の葉のような形をしている外性器が鮮明に映るようになり、女の子と判定できるようになります。
性別判断に間違いはないの?
超音波検査ではほぼ100%確実です
超音波検査ではほぼ100%! 間違いなく診断できます。ただ、胎児の姿勢によっては判断が難しいことがあります。胎児が横向きになっていて、股の部分を広げている姿勢がベスト! 男の子でもふとももをピッタリ閉じているとわかりにくくなりますし、ときにはへその緒が邪魔してわかりにくいこともあります!
性別だけでなく性器の形成も観察します
妊娠20週ころになると、男の子では陰嚢および陰嚢の中の精巣を確認することもできるようになります。また、女の子では妊娠20週を過ぎると子宮を確認することもできるようになります。超音波検査では性別判断だけでなく性器の形成が順調かどうかも見ています。
update : 2020.01.14
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