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妊娠30週目!胎児はどのくらい成長してる?

いよいよ妊娠30週! 妊娠後期の妊娠8ヶ月に入り、あと10週で出産予定日がやってきます。赤ちゃん誕生のイメージがわいてくるころでしょうか? そんな妊娠30週目の胎児の大きさは? おなかの中で何をしているの? 気になる胎児の様子について、産婦人科医、林聡先生(東京都、東京マザーズクリニック院長)にうかがってみました。

監修者プロフィール

林 聡(はやし さとし)
東京マザーズクリニック(東京都世田谷区)院長

「お母さんだけでなく、胎児も患者」をモットーに、専門性の高い最新の産科医療で、安心安全の妊娠・出産・育児をサポート。1992年広島大学医学部卒、同大学院修了。県立広島病院産科婦人科副部長、フィラデルフィアこども病院・ペンシルバニア胎児診断・胎児治療センター留学を経て、国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科医員、医長。2012年東京マザーズクリニック院長に就任。

妊娠30週ころは、胎児の安定期

妊娠30週2日。顔立ちがはっきりしてきました。お目目にお鼻、口元…。さて、ママとパパのどちらに似ている?

胎児の成長を支える羊水量はピークに!

妊娠初期の羊水は主に卵膜からにじみ出ていますが、妊娠中期に入るころから、ほとんどが胎児の尿になります。羊水を飲みこみ、腎臓で尿にして出すことができるようになるからです。羊水量は妊娠30~32週ころがピークで、約800ml。それ以降は減少して、妊娠35~36週以降は500mlくらいになります。

羊水の中で活発に動いています

羊水がたっぷりあると胎児の動きも活発! 手や足をグイッと伸ばしたり、からだ全体を大きく回転させたりしますから、胎動も激しくなってきます。一方、胎児の位置は、ほぼ一定になってきます。多くは頭を下にした頭位の姿勢になりますが、なかには、おしりが下になる逆子(さかご/骨盤位)の場合も。でも、この時期は羊水量が多く、胎児は自分で回転して頭位に治ることも多いので、あまり心配しなくていいでしょう。

妊娠30週ころは、胎児の成長が安定してくる時期、胎児の安定期といえるでしょう。

誕生に向けての準備が始まります

肺では呼吸様運動が始まっています

妊娠28~30週ころになると、エコー・超音波検査のモニターには胎児がしゃっくりしているような姿が映るようになります。しゃっくりの正体は胎児の呼吸様運動! 誕生に向けて肺呼吸の練習が始まったのです。

呼吸様運動の「様(よう)」に注目してください。呼吸に似た運動の意味です。羊水の中にいる胎児は酸素を吸ったり吐いたりはできません。代わりに羊水を飲みこんで肺をふくらませ、吐き出しています。羊水の中には成長因子も含まれていて、肺機能の発達を助けます。

指やへその緒を吸うのは、おっぱいを飲む練習!?

超音波検査のモニターには、たまたま口元に触れた指を吸ったり、ときにはへその緒を吸う胎児の姿が映ることがあります。

吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)といって、胎児期から発達する原始反射のひとつです。吸啜反射のお蔭で胎児は誕生後すぐからママの乳首に吸い付き、おっぱいを飲むことができます。妊娠後期に入ると、胎児は出生の日に備えて着々と準備を重ねているのですね。

髪の毛やまつ毛が伸びてきます

髪の毛の生え方は誰に似る?

髪の毛は少しずつ伸びてきます。まだ色はついていないので白髪状態です。髪の毛の生え方はたとえば額の生え際が狭い・広い、細くて薄い・太くて濃いなど、個性豊かです。妊娠30週ころになると、濃いタイプは超音波モニターにも映るようになります。

まぶたは妊娠28週ころに開いて、妊娠30週にはまつ毛が生えてきます。超音波検査のモニターにまぶたを開いたり閉じたりする姿が映ることもあります。手の爪も伸びてきます。成長が手より遅い足にも、爪が生えてきます。体の細部が徐々に完成するころです。

羊水のにおい、羊水の味もわかるの?

感覚機能はいわゆる五感、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚です。胎児期の感覚機能は脳の発達と密接に関係しています。脳の形の基本は妊娠5~6ヶ月にできあがり、妊娠7ヶ月ころから脳の機能がさらに発達してきます。

たとえば、嗅覚は妊娠7ヶ月ころから発達して、赤ちゃんは妊娠中にママが食べた食べ物のにおいを好むそうです。生まれたばかりの赤ちゃんがママのおなかの上に腹ばい姿勢で抱っこされると、ママの乳首に吸い付きます。この行動は胎児期に慣れ親しんだ羊水のにおいに誘われるためといわれています。

また、妊娠7ヶ月ころには舌に味を感じる味蕾(みらい)が備わり、羊水を味わっているといわれています。このころの胎児は苦い羊水を嫌い、甘い羊水を好むとか…。胎児の五感はママのおなかの中で少しずつ発達しているのですね。

update : 2020.01.14

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