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マタニティブルーとは?症状?いつまで?

わけもなく涙が出たり、周囲の軽い一言に傷ついたり、育児への不安が募り、気分が憂鬱になったり……誰にでもなる可能性があるマタニティブルー。マタニティブルーは、産前産後に多くの女性が経験するもの。産後は「産後ブルー」や「産後クライシス」と呼んだりもします。マタニティブルーが悪化すると「産後うつ」になる可能性もあり、放っておくと大変な事態になってしまうことも。ここでは、マタニティブルーの症状や対策をご紹介します。「マタニティブルー簡易チェックリスト」も併せてチェックしてみてくださいね!

監修者プロフィール

浅井貴子さん

都内在住フリー助産師・マタニティーアロマセラピスト。世田谷区産後ケアセンターボディーケア責任者。妊婦さん対象の「プレママ★アロマ教室」を開講し安全な精油の使い方や自然な出産方法の提案を行なう。また、助産師のメディカル知識を活かした、妊婦水泳&マタニティーアクアビクスの専門家でもある。

マタニティブルーとは?

妊娠中、赤ちゃんが元気で生まれるか、順調に育つかという漠然とした不安を感じたり、ちゃんと親になれるかと思い悩んだりしてしまう。そして、待ちに待った赤ちゃんと出会えて幸せなはずの産後。なのに、ちょっとしたことでも涙が出たり、何もやる気が起きず投げやりになったり……。これは産前産後のママに良くある心の悩みで、総称して「マタニティブルー」と呼びます。マタニティブルーは正確には「マタニティブルーズ」といって、産前産後に起こるホルモンバランスの変化が原因。自律神経やメンタルが不安定な心理状態のことをいいます。

マタニティブルーの症状と原因

マタニティブルーは、妊娠中や産後に気分が落ち込み、わけもなく涙もろくなったりするという症状ですが、これは産前産後のママなら誰でもなるものです。妊娠中に大きなストレスを受けるとストレスホルモンが分泌され、気分の変動がふだんより激しくなるので、ネガティブ思考になります。特に出産後は、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が急激に低下します。それにともなって多くのママがマタニティブルーを経験するのですが、経験しない人もいます。それはおそらく月経前症候群をわずらう人とそうでない人がいるのと同じ理由だと考えられています。ホルモンの変動に対する感受性が人によって違うためです。一説では、月経前症候群の症状がひどい女性のほうがマタニティブルーや産後うつになりやすいとも言われています。

マタニティブルーはいつまで続く?産後まで続く?

マタニティブルーは決して病的なものではありません。発症する時期も人それぞれで、妊娠1〜2週の初期からストレスを感じはじめる人もいます。また、産後も一年くらいはかかる可能性があると言われています。発症期間も個人差があり、2〜3週間ほど続く人もいますが、たいていの場合は2〜3日で収まります。マタニティブルーになったら時が過ぎるのを待つほかはありませんが、気分転換をするなどリフレッシュして症状を軽くすることは可能です。

マタニティブルーの対策方法

思い切り泣いてみる

イライラして、ちょっとしたことで涙が出てくる。そんなときは、「泣いてもいい!」と割り切って思い切り泣きましょう。体形や体重の劇的な変化をはじめ、出産という大仕事の前後にはホルモンバランスが乱れるのは当然のこと。涙には心を癒やす作用もあり、気の済むまで泣くと意外と気分がスッキリしますよ。

体を休める

夜中の数回にわたる授乳で寝不足が続き、意識が朦朧としてしまうのは産後数週間の最大の悩みです。しかしながら、睡眠に勝る体力回復法はないといっても過言ではないくらい睡眠は大事です。もし家族に頼れる人がいるのなら、授乳以外はすべて任せて体を休めてください。母乳の人であれば、一回は粉ミルクにして代わりにパパに飲ませてもらうだけで数時間の睡眠が確保できます。食事や掃除も無理に頑張ろうとせず、手を抜いてOKです。

誰かと話してみる

声を発するのは息を吐き出すことなので、リラックスにつながります。イライラすることやつらい気持ちを家族に聞いてもらいましょう。話し相手がいない場合は、ママ向けの電話相談などもたくさんあります。他人に聞いてもらうことで楽になることもあるので、一人で抱え込まずどんどん吐き出しましょう。一人言でも、赤ちゃんに話しかけるのでも構いません。話す時に深呼吸をするのを忘れずに。

夫もなる?マタニティブルーは妊婦だけじゃない

最近は育児休暇を取るパパが増えてきているなど、イクメンブームの世の中ですが、出産や子育てはパパにとってもプレッシャーを感じる一大事。良いパパになろうとするあまり、精神的なストレスを感じてしまい、子どもができることで職場や経済的な悩みも増えてしまいます。実は、こういったマタニティブルーはママだけでなく、パパもなるものなのです。妊娠したママと同様に、女性ホルモンが増えるパパもいるといいます。対処法もママと同様、体を休めてリフレッシュすること。妊娠中のママと一緒に散歩に出かけるのも良いでしょう。常にママとコミュニケーションの時間をとって話し合うことが大切です。パパとママ、二人で子育てを楽しみ、家族という関係を作っていこうとする気持ちが一歩一歩前に進む事になるのです。

マタニティブルーは放っておくと産後うつになる!?

産後、急激な女性ホルモンの低下で心のバランスを崩し、マタニティブルーになってしまっても、たいていは1週間ほどで治まってきます。しかし、寝不足や育児・出産の疲れがなかなか取れずにいると、回復はどんどん遅れていきます。産後10日を過ぎても気持ちが落ち込む時は本格的な「産後うつ」になってしまう可能性もあります。産後うつは、産後2~3週間から3ヵ月くらいの間に発症する場合が多いと言われています。「うつ病」と同じような、不眠、憂鬱、物事を意欲的に取り組めない、すぐに疲れる、イライラしやすいなどの症状がずっと続くのが特徴です。「赤ちゃんがかわいいと思えない」というのは非常に危険なサイン。産後1ヵ月たっても改善されない場合は産院や自治体の保健師さん、助産師さんに早めに相談しましょう。自治体で行っている「赤ちゃん訪問」は、助産師や保健師さんが自宅を訪ねて赤ちゃんの成長のチェックをするサービスですが、ママの心の気持ちについても寄り添ってもらえます。SOSを発信する事は決して恥ずかしくないのです。

簡易マタニティブルーチェック!

マタニティブルーの症状は個人差がありますが、放っておくと産後うつになり、赤ちゃんの存在を喜べないという事態に陥ってしまう可能性もあります。産後うつの症状はマタニティブルーと似ていますが、はるかに深刻なのです。以下のチェック項目が多い人はマタニティブルーかもしれません。気分転換をする、家族に話を聞いてもらう、出産した産院の助産師や医師、専門家にカウンセリングを受けるなど、早めに対処しましょう。(産後うつの診断は、医師が判定します)

  • 機嫌が良かったり、イライラしたり、気分の浮き沈みが激しい。
  • 赤ちゃんの泣き声を聞くのがつらい。
  • 人とコミュニケーションをとるのが億劫になった。
  • 自分の時間が自由に取れず苦痛。
  • 育児に自信が持てず不安。
  • 疲れやすく、なんとなく体調が優れない。
  • 赤ちゃんのあやし方など、育て方が分からず不安。
  • 赤ちゃんをかわいいと思えない時がある。
  • 特に何があったわけでもないのに、漠然とした不安感に襲われる。
  • ちょっとしたことで悲しい気持ちになり、涙もろくなった。

マタニティブルーは産前産後のママが誰でもなる可能性があるもの。しかし、症状があまりにもひどい場合や長く続く場合は産後うつの可能性も考えられるので、できるだけ家族や周りにサポートしてもらいましょう。特にパパは誰よりもママの助けになる存在です。育児休暇を取ることが難しくても、早く帰宅してもらうなど、支え合って育児の大変さを分かち合いましょう。できれば妊娠初期からパパや家族に、産前産後はマタニティブルーになりやすいことなどを説明しておいて、気持ちを落ち込ませる言葉を控えてもらうようにお願いしておくのもよいですね。また、自治体によっては産後ケアサービスが受けられるところもあるので、事前によく調べて最大限活用することをおすすめします。

監修・取材協力/浅井貴子さん

update : 2018.03.30

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