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妊娠中の不安・イライラ対処に、脳ストレッチ!

おなかの赤ちゃんはちゃんと育っているの…。陣痛の痛みに耐えられるかな…。わけもなくイライラする、つらい、不安で眠れなくなる…。はじめての妊娠、とくに初期は、とまどいの連続。そんなときに試してみたいのが、ホメオストレッチ(脳ストレッチ)です。イライラの原因は脳の疲労にあり。ならば、脳と直結している筋肉の方からアプローチして脳を癒し、イライラを解消しようというのです。さっそく、その画期的な対処法を体験してきました!

監修者プロフィール

鈴木絢士さん(右)
BTU東京校校長。 ストレスケア・カウンセラー。

これまでにのべ1万人にカウンセリングを行い、約750人のストレスケア・カウンセラーを養成。企業、学校、公共団体、一般を含め、4000人にレクチャーを行ってきた。著書に『あくびをすれば望みは叶う』。

三浦みゆきさん(左)
BTU東京校講師。 ストレスケア・カウンセラー。

長年、医療現場で事務長を務め、院長の勧めでストレスケア、バランスセラピー学を学ぶ。現在、妊婦へのホメオストレッチも行っている。

ホメオストレッチを 体験してきた!

妊娠中の体と心の戸惑いは、多くの妊婦が経験すること。でも、できれば、こうした辛い気持ちの渦に、巻き込まれたくはない、ですよね。

そんな妊婦にうってつけのストレッチがある。ホメオストレッチといって、脳科学的にも裏づけがあるらしい――と聞いてやってきたのは、ストレスケア教育のパイオニアと言われている、BTU東京校。

とにもかくにも、まずは体験!と、ウワサのホメオストレッチを受けてみました。施術してくれたのは、ストレスケア・カウンセラーの三浦みゆきさんです。

カンタン!ホメオストレッチ

受ける人は、椅子に深く腰掛けてリラックス。施術する人は、手をそっと肩に置いて2、3秒待つ→1.2.3…と5秒かけて、ゆっくり優しく手のひらで肩に軽い圧をかけていく(片手それぞれ4~7kg)→5秒そのままで止まる→すっと手を離す。これを10回繰り返す。

「まず、椅子に腰掛けてください。余分な力を抜いて、リラックスして深く腰掛けてくださいね」

三浦さんは、椅子の後ろにまわって立ち、両肩にそっと手を置きました。その手の温もりがじんわり伝わってきた…と思ったら、除々に手の圧力が増してきて止まった…と思ったら、急にすーっと手が離れました。この繰り返し。

体がゆっくり沈む感じと、ふわぁ~と浮き上がる感じが、なんともいえない気持ちよさです。不思議と優しい気持ちになって、安心感に包まれていきました。

意外だったのは、その力の入れ具合。ストレッチというから、強い力や重さを想像していたのですが、力を入れているとも思えないような、羽のような軽さ、圧なのです。

「穏やかに静かにしみ込むような力のかけ方なので、私たちは"浸透圧"と呼んでいます。実際にどのくらいの力かというと、片手4kg~7kg。こういってもなかなか実感できないと思うので、一度、体重計を手で押して、この感覚をつかんでみてください。だれにでも再現できるカンタンな方法ですし、行うほうも同じようなリラクゼーション効果があるので、ぜひご主人、ご家族とやりあっていただけたらと思います」(三浦さん)

不安やイライラの正体は、 脳の疲労だった

それにしても、どうしてこんなカンタンなことで、妊娠中の不安やイライラが解消されるというのでしょう? BTU東京校の校長、鈴木絢士さんに聞きました。

「不安やイライラの正体って、なんだと思いますか?」

うーん…、そういわれると、よくわからないですね。初めての経験による精神的なプレッシャーもあると思うし、肉体的な変化についていけてないだけのこともあるし、少しパニックになっているような気もする…。まだまだ自分が未熟なせいもあると思うし……。

「妊娠中の不安やストレスは、だれにでもあることで、むしろ当たり前のこと。自分が弱いわけでもないし、ダメなわけでもありません。ただ、こうした不安やイライラが長く続くと、脳まで疲れてしまうのです。心身の健康な状態を保つために必要な自律神経のコントロール機能が、低下してしまうのです。つまり、不安やイライラ、うつうつとした気持ちに支配されてしまうのは、脳が疲れてしまっているからなのです」

脳と筋肉は直結。
だから、筋肉から脳に アプローチする

たとえば、小さなサルがライオンと出くわしたとき、サルは一気に心拍数、呼吸数、血圧を上げ、全身の筋肉をフル活動させて、一目散に危険から身を守ろうとするでしょう。

人間も同じ。相手はライオンではありませんが、さまざまなストレスを受けると、サルと同じように全身の筋肉の緊張が起こるのです。しかもそのストレスはなかなか去っていかないので、緊張状態がいつまでも続いてしまう。そのために、脳がいつまでもリラックスできない、ということが起こってしまうのです。

「ヨガや座禅、気功なども、疲れた脳のリラックス効果を狙っているのですが、訓練や鍛錬の方法が難しかったり、時間がかかったりして、すぐには効果が得られません。そこで、もっとカンタンに脳のリラックス状態を作れないか。脳は筋肉とつながっていますから、逆に緊張している筋肉に直接働きかけたら、脳のリラックス状態が作りだせるのではないか、と発想したのが、このホメオストレッチなのです」(鈴木さん)

進化で発達した 抗重力筋に注目!
科学的検証も進んでいる

とくに注目した筋肉は、抗重力筋です。ヒトは重力に逆らい、2本足で立ち上がったことで、脳を発達させ、ヒトとしての進化を遂げてきました。この重力に逆らって立つ筋肉こそ、人間の脳を活性化させる筋肉に違いない――。

抗重力筋の代表的なものは、背中(脊柱起立筋)、おなか(腹直筋)、お尻(大臀筋)、太ももの前(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)の5ヵ所。その他、噛むときの咬筋、まぶたを引き上げる上眼瞼挙筋も抗重力筋です。

たしかに脳が疲れてくると、これらの筋肉も衰えてきて、つい椅子にもたれかかったり、頬杖をついたり、横になったりして、姿勢も悪くなります。まぶたも重くなるし、食べ物を噛むのも面倒になって……。

この人間の脳に進化をもたらした抗重力筋にアプローチして、脳の疲れを癒そうという試みが、ホメオストレッチなのです。

「静岡県との共同研究で、脳を診断できるPETなどを使って調べたのですが、ホメオストレッチによって、脳幹が活性化しました。ほかにもストレスレベルやストレスホルモンも低下するなど、さまざまな科学的検証も進めています」

脳幹は、まさに脳の中枢。自律神経を司る脳です。身体のバランス調整、危機回避、脳神経の伝達管理、毒素の排出、生命リズムの維持、休息(睡眠)にかかわっています。ここが活性化すれば、ふりかかるストレスにも柔軟に対処し、よりいきいきと人間らしく過ごせるようになる、というわけです。

実践!ホメオストレッチを やってみよう!

さあ、ではさっそくやってみましょう。ホメオストレッチは、やってもらうほうも、やってあげるほうも、お互いにリラックスできるのが特徴。ぜひ、夫や家族、友だちと、やりあいっこしてみましょう。もちろん、ひとりでできる方法もあるので、思いついたときにトライしてみましょう。

イライラしてきたら…

冒頭で紹介した2人で行うホメストレッチは、ひとりでもできます。自然な呼吸をしながら、肩に手を置いて2、3秒。約5秒かけて少しずつ圧をかけていき、5秒停止。その後、すっと手を離します。反対の肩も同様に。5回ずつ行いましょう。

不安がつのってきたら…

尾てい骨の上にある仙骨に手を置き、ゆっくりとなでます。続けているとだんだん温かくなります。気持ちが落ち着いてくるまで続けます。もちろん、家族になでてもらってもいいですね。

妊娠初期でまだうつ伏せができるようなら、こうして家族になでてもらいましょう。

足指右回しでリラックス。逆子にも…

足の指の付け根を軽~く持ち、ゆるゆると小さく右回転を30~40回、親指から小指まで順番に繰り返します。もう片方の足の指もそれぞれ30~40回ずつ右回し。妊娠中は右回転だけにします。あぐらや椅子の上で足を組み、自分ひとりでもできます。逆子を直したいときにも、ぜひ。

頭がボーっとしたら…

仕事しなきゃいけないのに、なんだかボーっとして頭が働かない、ってこと、妊娠中はよくありますね。そんなときは、息を吸いながら、片方の腕を上にグイと伸ばし、もう一方はひじを曲げて後ろに引きます。10秒キープしたあと、スッと脱力します。左右を変えて同様に。これを3回繰り返します。

寝る前のやすらぎストレッチ①~④

昼、イキイキと活動するためには夜の眠りが大切。寝る前に副交感神経を優位にするストレッチを行いましょう。

step1

あお向けに寝て、枕や大きめのバスタオルを折ったものをお尻の下に置き、両脚と両腕を伸ばし、60秒キープ。続いて…

step2

枕(バスタオル)を腰の下に移動して、同様の姿勢で60秒キープ。

step3

枕(バスタオル)をはずして、膝を立てます。

step4

胸と太ももの前側を伸ばすようにして、息を吸いながら腰を持ち上げ5~10秒キープ。その後、息を吐きながら腰をストンと落とす。③と④を2~3回繰り返します。

「カンタンにできるものばかりですので、ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてください。お産のときのリラックスにもつながりますし、産後のうつや育児ストレスにも強くなります。妊娠中に限らず、一生のストレスケア法として活用してください」(鈴木さん)

update : 2020.01.07

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