ステージ
未選択

赤ちゃんのステージ
を選択してください

現在のステージを選択してください

妊娠中
産まれたて・
ねんね
ばたばた
あんよ
寝返り・
おすわり
たっち・
あんよ
もうすぐ
おむつ卒業

後で設定する

チーム ムーニー
ポイントプログラム

チーム ムーニーポイントをスマホのカメラで簡単登録♪他にも育児サポートの機能で育児をお手伝いするアプリです。

閉じる

※Cookieを削除した場合や無効にした場合は、再度表示される可能性がございます。

マタニティ・ベリーダンス【新マタニティスポーツ】

妊娠中の運動というと、エアロビクスやスイミング、ヨガなどが思い浮かびます。でも、どれもスポーツど真ん中!という感じ・・・。じゃ、なくて、もっと妊娠期ならではの楽しみ方ができるものって、ないのかしら? 今回取材した「マタニティ・ベリーダンス」は、そんな風に感じているプレママにぴったりの、初心者大歓迎&ちょっぴりレアなマタニティスポーツです!

取材協力・監修

杉谷知香(すぎたに・ちか)さん

 

原宿、恵比寿、大森と都内3カ所にベリーダンス教室『アーランジュ』を構えるプロのベリーダンサー。ダンス・ショーの演出やDVDの監修など幅広く活動をするかたわら、2012年12月に長男を出産。産後のボディメイクやエクササイズの開発にも積極的に取り組んでいる。著書に『杉谷知香のマタニティ・ベリーダンス体操』(DVD付)など。

出産に必要な筋肉を鍛える、ベリーダンスの動作

ベリーダンス。

って、アレですよね。お腹を出してくねくねと腰を振る、妖艶な女性の踊り……。

「はい、それです(笑)。ベリーというのはお腹のこと。ベリーダンスはお腹や腰のうねりや動きの美しさをメインにした、中近東や北アフリカの民族舞踊です」

にこやかに答えてくださったのは、ベリーダンサーの杉谷知香さん。3歳のお子さんがいるママにはとても見えない、スレンダーでセクシーな美しい先生です♥

しかし、先生のように日々鍛えているわけでもない庶民?のお腹は、ぷよぷよ。ただでさえ自信がなく、なるべくなら人様にお見せしたくない部位なのに、妊娠中の大きなお腹を出すなんて、なんかこう、すっごく恥ずかしい気がします。

「妊娠中だからこそ、今しかないその体型を慈しむ気持ちで鏡でお腹を見てみるのもいいと思います。お肉のたるみやウエストラインも目立たないし、妊婦さんの丸みをおびたお腹は、美しく神々しい。鏡を見るたびにうっとりしてしまいますよ」

杉谷先生のマタニティショット。たしかに美しい。

「妊娠中、私もベリーダンスのステージに立ちましたが、お腹が目立つようになってきた7ヶ月ごろからは、いつにも増してダンスが楽しかったです」

わあ、杉谷先生のマタニティ・ベリーダンス、カッコイイ! お腹を出す衣裳だからこそ、「私の赤ちゃんを見て!」という感じでダンスを楽しめるわけですね。ほんとに、神々しい感じがします。

でも、お腹を出すと、赤ちゃんが冷えてしまうのでは?

「冷えが気になる秋冬の季節は、お腹を隠すトップスでベリーダンスを楽しむのがいいと思います。ベリーダンスは骨盤周辺やお腹まわりを動かす独特な動きをしますが、腰まわり・お腹まわりの筋力をアップすることで、出産に必要なインナーマッスルを強化してくれるのです。筋肉は代謝を高めて体温を上げます。筋肉をつけることは、冷えから赤ちゃんを守ることにもつながりますよ」

骨盤周辺を動かすことで、子宮・膀胱・尿道・直腸・会陰などを支える「骨盤底筋群」も鍛えられるベリーダンス。尿漏れなど、あまり大きな声では言いづらいマイナートラブルの改善にもつながる可能性大、だそうです!

プレママがベリーダンスにハマる3つの理由

  1. 腰がラクになる!

    これまでにさまざまなダンスを経験してきたという杉谷先生。あまたあるダンスの中でも、ベリーダンスほど「お腹と骨盤」を意識するものはないと感じているそう。

    「妊娠期はだんだんと出てくるお腹を支えるために、ついつい反り腰になって腰痛を訴える人が増えてきます。ベリーダンスの基本姿勢は“骨盤IN”。骨盤を立てて立つ基本のポーズは、腰を正しいポジションに戻すことができて、腰が楽になった!とおっしゃってくださる方が多いんですよ」

  2. 分娩台でいきみやすくなる!

    初産のプレママにとって、分娩台の上は未知の世界。「いきむ」って何? 「のがす」って何?? どこにどう力を入れれば赤ちゃんが出てくるの??? 初めての分娩にうろたえてしまう人も少なくない場面です。

    「ベリーダンスの基本動作に“アンジュレーション”という、お腹の動きがあります。これは、腹筋を上・中・下と3段階に使い分けて、お腹を波打たせ、うねらせる動作。アンジュレーションを身につけると、筋肉の使い方が自然にうまくなっていきます」

    杉谷先生はアンジュレーションの動きでお腹を下に押し出したところ、あっという間のスピード分娩だったそう。クラスの生徒さんにも、アンジュレーションのおかげでわずか5、6回のいきみで産めた…という人、多数だそうです。

  3. 気持ちを解放できる!

    紀元前から中東の女性たちに受け継がれてきたベリーダンス。妖艶なしぐさや衣裳はまさに「女性」そのもの。女優のように気持ちを入れて体を動かし、優雅な衣裳に身を包むことで、気持ちがとても解放されるのだそう。

    「ベリーダンスにハマる最大の理由は、ココかもしれませんね。妊娠中ってどうしてもブルーになったり、不安からネガティブな感情に支配されやすくなります。ベリーダンスはほかに比べても“女性性”が強いダンス。ですが、踊ることで自分の中にある女性性を受け入れて“縛り”を解放すると、なぜかスッキリ爽快な気持ちになれるんです」

    妊娠すると私たちは「お母さん」という、ある意味性別を超えた存在へ近づこうと自分を縛りつけてしまいます。だからこそ、押し込められていた気持ちを解き放ったときのカタルシスがスゴイのかも!? マタニティ期にハマる人が多いのも、うなづけます。

    そんなベリーダンスのエッセンスを、体験してみましょう!

レッスン①骨盤スイングで骨盤底筋群を鍛える

ベリーダンスの基本姿勢である「骨盤IN」のポーズと、楽な姿勢を取る「骨盤OUT」のポーズを交互に行っていくレッスンです。

step1

まずは「骨盤IN」のポーズ。

足を肩幅にひらき、お尻のほっぺでお尻の穴をギュッと引き締めるようにして立ちます。このとき、恥骨をグッとおへそのほうへ引き上げて、骨盤を立てます。

「これがベリーダンスのすべての基本になる姿勢です。骨盤底筋群が鍛えられますので、産後にもおすすめです!」

step2

フッと力を抜くと、きっとあなたの姿勢はこんな感じになるはず。これが「骨盤OUT」のポーズ。お腹の重みで腰が反って、骨盤が寝てしまっている状態です。

「これが妊娠による腰痛の原因。腰を反らせると、お腹の重みの大部分を腰で支えることになり、つらくなってしまうんです」

グーッとお尻の穴を縮めるように「骨盤IN」を15秒くらいキープ。そして、力を抜いて骨盤OUTを10秒くらい。交互に何度も繰り返すことで、骨盤と腰まわりの筋肉が鍛えられていきます。

日常生活でも「骨盤IN」の姿勢をキープする事を心がけましょう。

レッスン②ヒップスライドで腰痛を防止する

次は「ヒップスライド」。

step1

まずは骨盤を立てた基本姿勢「骨盤IN」の状態で、キープ。

お尻のほっぺをキュッとしめたまま、手を横に広げて、骨盤を右にゆっくりと押し出します。

step2

次に反対へ。骨盤を水平に滑らせるように、床と平行を保つことを意識しながら骨盤をスライドさせていきます。

「ムリをしないようにゆっくりと動いていきましょう。上半身は動かないようにして、骨盤まわりの筋肉を使って、骨盤だけを押し出す感じです。腕がつかれてきたら腰に手を当ててもOKですよ!」

step3

この動作で気を付けたいのは、骨盤をスライドさせるとき、次の写真のように、角度をつけないこと。

お腹の重みで、ついついお尻をつきだしてしまいがちですが、こんな姿勢はNGです。基本の「骨盤IN」の姿勢をキープしたまま、ゆっくり骨盤を左右へスライドさせましょう!

レッスン③スネイクアームスで肩こりスッキリ

妊娠中はとにかく肩や首がこわばります。肩甲骨をゆっくりと大きく動かしてあげると、肩まわりのめぐりがよくなって肩こりがスッキリするほか、二の腕のたるみのエクササイズにもなるそう。

基本姿勢の「骨盤IN」のまま、肩甲骨全体を引き上げるようにして持ち上げ、同時に腕を引き上げます。肩、ひじ、手の順番に上げて、ゆっくりおろします。

その手を下ろしきらないうちに反対側の右手を同じく、肩甲骨から引き上げ、左右の腕をゆっくりと交互に動かしていきます。

「ポイントは、肩を上げるときに肩甲骨をグーッと引き上げていくこと。肩だけでなく肩甲骨ごと大きく回すことを意識してください」

二本の腕が一匹のヘビになったようなイメージで動かすと、しなやかに腕を動かせるようになります。

妊娠16週から生まれる直前までOK!

レッスンを少しやってみただけで、普段使わない筋肉を動かせてスッキリ! 鏡を見ながらやってみると、自分の動きやお腹などをしげしげと眺めることができます。おなかの赤ちゃんに向き合えるいい時間になりますね!

「そう、ベリーダンスって赤ちゃんの“存在感”をしっかりと感じることができるのも魅力なんです。妊娠中って、100%うれしいことだけではないですよね。体がしんどい、それまで当たり前だったことが急に制限される、仕事はどうしよう、うまく育てていけるかな…。そんなネガティブな感情からひととき解放されて、赤ちゃんが来てくれた喜びに立ち返ることができますよ!」

マタニティ・ベリーダンスは、つわりが落ち着く妊娠16週ごろから出産直前までOK! 時間帯は朝10時~2時ごろがベストだそう。音楽は中東っぽい音楽に限らず、好きなポップスに合わせてOK! 音楽なしでも、楽しくできます。水分をしっかり摂りながら、体温が上がりすぎないように気を付けて。お腹が張ってきたら、無理をせず体を休めましょう!

update : 2016.10.05

  • お気に入り機能はブラウザのcookieを使用しています。ご利用の際はcookieを有効にしてください。
    また、iPhone、iPadのSafariにおいては「プライベートブラウズ」 機能をオフにしていただく必要があります
  • cookieをクリアすると、登録したお気に入りもクリアされます。

Share