超音波検査はどうやってやるの?経膣プローブって?

超音波検査って実のところなに?

先輩ママたちから、まだおなかのなかにいる赤ちゃんの、超音波検査(エコー)の写真を見せてもらったことはありませんか?
超音波検査はみなさんを楽しませてくれるだけでなく、ママと赤ちゃんにとっての大切なことがいろいろわかる検査です。

超音波検査のしくみと種類

  • 超音波検査は魚群探知機といっしょ!?
  • 使い方や見せ方でさまざまな種類があります

超音波検査の目的

超音波検査はママと赤ちゃんの健康を守るためにあります。

超音波検査の写真

妊娠の記念になるけれど、写真は必ずもらえるとは限らないらしい!?

では、詳しく見ていくことにしましょう!

超音波検査はどんなふうにやるの?

超音波検査は初診のときから行われる、体の中にいる赤ちゃんの成長の様子や健康状態、母胎の状態を画像で確認する検査方法です。最近は超音波検査の技術は非常に進歩し、プローブのあて方や、画像の表現方法によってさまざまな種類があります。

写真・画像提供:井上レディスクリニック

超音波検査のしくみ

超音波検査は、よく魚群探知機にたとえられます。

高い周波数である超音波は、液体の中を通すと臓器や組織の境目で反射する性質があります。これを海の中で応用したのが魚群探知機で、羊水たっぷりのママのおなかで応用したのが妊娠中の検査用です。

反射波を画像として写し見ることができるので、モニターで視覚として確認できたり、プリントアウトしたものや、病院によってはビデオで録画してもらえたりすることがあるというわけです。

超音波検査はX線のように妊婦さんに対する副作用が報告された例はなく、非常に安全な検査方法といえます。

超音波検査の機械
(写真は4Dの機械)

プローブのあて方による種類

経膣法

経膣プローブという棒状の超音波発信装置を膣の中に挿入して検査する方法。

妊娠11-12週ごろまではこの方法が使われるため、主に初診時の超音波検査で行われます。膣に挿入することで、より胎内の赤ちゃんに近い位置で子宮を観察できるため、精密な画像が確認できます。赤ちゃんの様子だけでなく、ママの子宮や卵巣の健康状態も診察します。

リラックスして受診すれば痛みは感じませんが、緊張によって力が入ってしまうと、挿入時に痛みを感じることがあるので、そのときは正直に医師に伝えましょう。

プローブはその都度消毒され、専用のコンドームをつけて使用されるので清潔さも万全です。

経膣法による
超音波検査の写真

経腹法

妊娠中期から行われる超音波検査は、おなかの外からプローブをあてる方法。

超音波の通りをよくするためのゼリーをおなかに塗って、プローブを徐々に滑らせるようにあてるだけなので、ゼリーがちょっとひやっとするくらいで痛みはありません。ただ、赤ちゃんの居場所や動きに合わせて、姿勢を変えたり呼吸について指示が出ますので、指示に従って動くのが妊娠後期になると大変な場合もあります。

ゼリーはもちろん無害で、検査後におしぼりなどで拭くだけできれいに取れます。

経腹法による
超音波検査の写真

検査方法による種類

超音波断層法

超音波が反射することで得られる情報を、2次元(平面)の画像として表現したもので、最も多く利用されている検査方法です。

経膣法、経腹法のいずれもあります。

超音波断層法による
超音波検査の写真

カラードップラー法 ※経腹法

血液の流れる量や速さを測定することができる超音波検査の方法で、赤ちゃんの臍帯の血管の本数、心臓の形の異常などもわかります。

3D法 ※経腹法

まるで窓越しに赤ちゃんをのぞいているかのように、立体的にリアルな形でおなかの赤ちゃんを観察できる方法。

3D法による
超音波検査の写真

4D法 ※経腹法

3D法に時間の経過を加えて、動画にしたもの。赤ちゃんが羊水のなかで、まるで宇宙遊泳しているように気持ちよさそうにフワフワ動く様子が見てとれます。

4D法による
超音波検査の写真

赤ちゃんの成長を確認したり、ママの子宮や卵巣の状態を診るには断層法で十分なため、3Dや4Dを導入している産院はまだ多くはありません。 3Dや4Dを導入していても必須検査ではなく希望者のみ、というところも少なくありません。

超音波検査の頻度

医療機関にもよりますが、超音波検査は費用がかかる検査のため、定期健診のたびに行っている産院もあれば、必要に応じて2・3回というところもあります。

超音波検査で何がわかるの?

3Dや4Dの超音波検査だと、赤ちゃんの姿は本当にリアル。 子宮の中にいる画像だとは信じられないくらいですね。でも、こんなふうにママの体の中や 赤ちゃんをリアルに見ることはどのようなことを知るためなのでしょう?

ママの健康状態をチェックする

まずは、ママの子宮や卵巣の状態を確認することができます。初診の段階では、子宮外妊娠かどうか、卵巣に異常はないかなど、問題のない妊娠かを確認するための重要な判断をするために欠かせない検査なのです。

妊娠が進んだ状態では、前置胎盤などの診断に役立ちます。

赤ちゃんの成長の様子がわかる

最大の目的は赤ちゃんが順調に育っているかを確認することです。双子などの多胎児、逆子(さかご)などがわかるだけでなく、赤ちゃんの体勢によって、さまざまな部位の長さや大きさを測ることができます。分娩予定日を確定するために用いられる「頭殿長」と呼ばれる頭からおしりまでの長さや、頭の直径、太ももの骨の長さ、おなかまわりのサイズなどを細かく計測していきます。

また妊娠24週ごろになると、男女の区別もついてくるようになります。ただし、性別判断のための検査ではないので、教えない産院もあります。

赤ちゃんの健康状態がわかる

カラードップラー法では赤ちゃんの血流の様子がわかるため、臓器ごとの健康状態や臍帯の様子、心臓の異常などが見つかる場合もあります。

また、羊水量や胎盤の位置、お臍の様子から、出生する際に不利になる情報が早く見つかることもありますが、あくまで視覚による検査で化学的な検査とは異なるため、すべての状態をこの検査で発見できるわけではありません。

「わかる」こと以上に「感じる」こと

超音波検査でおなかの中の赤ちゃんを「見られる」ことはとっても神秘的。これはママにとって、赤ちゃんと「出会える」最初の体験。母性のめざめにもとっても役に立つことでもあるのです。写真がもらえたら、すぐご家族にも見せてあげてくださいね。

写真はもらえるの?

超音波検査の際の写真を持っている人は大勢いますね。

だから検査が楽しみ、という人もなかにはいるかもしれません。なかにはビデオで動画がもらえるところもあるとか。

多くの産婦人科では、記念に写真をくださるようですが、検査はあくまで健診のため。医師の自由診療の検査なので、主治医の先生に確かめてみましょう。

写真がほしいときは・・・

超音波検査の写真がほしい場合は、産婦人科を選ぶ際にもらえるかどうか確認をとっておくのが一番です。けれど、そのことを知らずに通っている産婦人科を選んでいたら、通院していなくても超音波検査だけ撮影してくれる医療機関もまれにありますので、インターネットなどで探してみましょう。

写真はタダでもらえるの?

それも医療機関によるようです。通常の断層画像なら、医療機関の善意で記念にプリントアウトをくださるところは多いようですが、3Dの画像写真や、動画のビデオなどの場合は数千円の費用がかかるケースが多いようです。

update : 2018.10.01

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