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離乳食の進め方を初期・中期後期・完了期までそれぞれ解説!【管理栄養士監修】

離乳食の進め方を初期・中期後期・完了期までそれぞれ解説!【管理栄養士監修】

離乳食はなぜ必要なのでしょう?赤ちゃんの体や運動機能、お口の発達など、全身の発達に合わせて食べ物のかたさや量、1日の回数を徐々にステップアップしていく離乳食。始め方や与え方にポイントがありますが、無理をせず、赤ちゃんのペースに合わせて進めましょう。管理栄養士さんの監修のもと離乳食の進め方を解説します。

監修者プロフィール

川口由美子先生
一般社団法人母子栄養協会

一般社団法人母子栄養協会代表理事。管理栄養士。女子栄養大学 生涯学習講師、AllAbout 「離乳食」「幼児食」ガイド。離乳食や幼児食のアドバイザーとしてママやパパはもちろん、栄養士、保育士などのプロに対する講習会や講座で活躍中。『まねしてラクラク迷わない! 365日のフリージング離乳食』『脳とからだが育つママとパパのためのフリージング離乳食』、『フリージング幼児食 - 1週間分作りおき!』、『赤ちゃんのための補完食入門』など著書多数。

木本茂成先生
神奈川歯科大学特任教授

日本小児歯科学会理事長、日本歯科医学会常任理事、日本歯科専門医機構業務執行理事などを歴任し、子どもの歯をはじめとする口腔の健康のためにの研究、治療に携わる。『子どものお口 どう育つの?』『子どものう蝕治療とリスクマネジメント』など著書多数。

そもそも離乳食が必要な理由は?

生まれてから数ヶ月間、赤ちゃんは母乳やミルクだけで育ちます。でも、赤ちゃんが大きくなって運動機能も発達してくると、母乳だけではエネルギーや鉄分などの栄養素が不足していきます。授乳だけでは足りない栄養を、少しずつ離乳食で補っていく必要があるのです。生まれたときから「飲む」力は備わっていますが、「食べ物を噛んで飲み込む」機能は生まれつき身についていません。「飲む」から「食べる」へ少しずつ移行し、おもに食事からエネルギーを摂れるようになるまでの過程で口を使って練習しながら進んでいくこの時期の食事のことを「離乳食」と呼んでいるのです。

離乳食を始めるタイミングは?

離乳食をいつから始めるかの目安は「生後5〜6ヶ月頃」。生後6ヶ月頃になると、母乳だけでは不足する栄養素があるため、生後6ヶ月ごろには始められるとよいでしょう。早産の赤ちゃんについては修正月齢でカウントしてOKです。下のグラフのように、先輩ママたちも4~7ヶ月に開始したママが89.2%と大多数をしめていました。

母乳やミルクのように赤ちゃんを寝かせたように抱っこするのではなく、腰を座らせるようにして、座っているような状態で食べるので、体の成長の目安としては、首や腰がすわっていて、支えがあればおすわりができるようになっていること、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなること。また、ママやパパが食べているものに興味を示すようになっていることも、離乳食スタートのサインです。

●先輩ママたちが離乳食を始めた月齢

※ユニ・チャーム調べ:2013年4月10日~2013年5月8日に実施したアンケートより(745名のママが回答)

先輩ママたちが離乳食を始めた月齢

離乳食を始めるタイミングは?

月齢以外の離乳食を始める目安

先輩ママたちも生後5〜6ヶ月頃に離乳食を始めようとがんばりつつ、赤ちゃんが応じてくれなくて悩んだ経験のある人も少なくありません。普段の生活のなかで「これなら始められそう」と先輩ママが踏み切れたきっかけとしては、「スプーンに興味を示した」「ママやパパのご飯に興味を示してきた」「ママやパパの食事のときに食卓に一緒に座って楽しそうにしている」などがありました。始めた時期もさまざまなので、先輩ママたちの体験を参考にしてみてください。

離乳食を始めるサインが出ない場合はどうする?

子どもの成長の速度には個人差があります。けれど、生後5〜6ヶ月を過ぎても上記のような離乳食を始めるサインを赤ちゃんが見せず、おすわりができない、スプーンを嫌がる、食べ物に興味を示さない場合は、かかりつけの小児科や、保健師に相談してみましょう。その時には母乳やミルクをどのくらい飲んでいるか、一日のスケジュールを伝えられるように準備しておくと相談しやすいかもしれませんね。

離乳食を始めるのが遅すぎるとどうなる?

離乳食のスタートの目安は生後5〜6ヶ月と言われても、60日間もあるからいつ始めればいいかわかりにくいかもしれません。この期間を目安としているのは、赤ちゃんは成長とともにさまざまな食材をとらなければ発育や発達に影響がでてきてしまうからです。離乳食の開始が遅すぎると、母乳やミルクだけでは鉄などの栄養素が足りなくなってきます。遅くとも生後6ヶ月のうちに(生後7ヶ月になる前に)始めるとよいでしょう。

離乳食の進め方

離乳食のスタートから完了までは、約1年間かけてゆっくり進めていきます。ここでご紹介した月齢はあくまで目安です。赤ちゃんの食欲や成長・発達の状況に応じて前後しても大丈夫です。お子さまが大きくなっているか、元気でいるかに注目していきましょう。

離乳食の進め方の目安

離乳食は、赤ちゃんの発達に合わせて離乳の開始から完了まで徐々に進んでいきます。下記の「初期」「中期」「後期」「完了期」の各段階はあくまで目安として分けられているだけで、「生後6ヶ月だから初期」とか、「生後7ヶ月になったから今日から中期」などと線引きして階段のように急に変えるわけではなく、坂道のように徐々に進めていくものです。成長が早ければ6ヶ月でも中期とされる食材を始めても大丈夫ですし、7ヶ月でも食欲に応じて3回食にしても大丈夫です。お子さまのそのときの食欲や成長・発達の状況に応じて、量などは調整すればよいのです。

成長とは、体の大きさや運動機能だけでなく、口の使い方や、噛み方、飲み込み方も含まれます。離乳期は歯がはえ始める時期でもあります。段階を踏んで舌や歯ぐき、歯を使ってちゃんと食べ物をすりつぶしてから飲み込んでいるか確認しながら進めましょう。この時期に正しく噛む力を育むことが、丸呑みしないなど大人になったときの食習慣や健康にも影響するのです。

成長に従い、食べられるものも少しずつ増えていきます。味付けは、素材を生かした薄味が基本。舌でつぶしているか、ちゃんと噛んでいるかなど、口の動きや食べ具合をよく見ながら、ステップアップしていきましょう。

また、後期ごろから手づかみ食べをしたがりますが、これは成長段階で必要な大事なこと。食べ物の固さや触感を体験したり、食事への関心や意欲を高めることなので、少しくらい汚れても好きにさせてあげましょう。やがて大人の真似をしてスプーンなどを使って食べられるようになるので大丈夫です。

離乳食の進め方の目安

離乳食の量がよくわからなかったら

離乳食のレシピ本などには、その時期に適切な食材の分量が示されています。なので、その通りに作って、それを赤ちゃんが食べきらなかったり、足りなさそうにしていたりすると不安に感じるママやパパもいます。けれど大人と同じで、赤ちゃんも食欲があるときとないときがあります。1回の食事や1日の食べ方で一喜一憂する必要はありません。

それでも心配なときは、母子健康手帳にある成長曲線で、子どもの体重の変化を確認してみましょう。体格も大人と同じで個人差がありますので、平均値にこだわるのではなく、わが子の体重を日々はかってみて、その増え方が成長曲線のカーブに沿っていれば大丈夫です。

離乳食初期・中期・後期の1日の食事スケジュール例

基本的に決まったスケジュールはありませんので、赤ちゃんのペースを大切にしましょう。ここでは、どうしても時間の目安が必要で不安であるという方に向けて参考としてご紹介します。

初期のスケジュール例

●離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)の離乳食と授乳のスケジュール例
 *時間や回数はあくまで目安です。赤ちゃんそれぞれのお昼寝やお散歩などの時間で決めて構いません。
・離乳食は1日1―2回程度
・母乳やミルクは授乳のリズムに沿って赤ちゃんが欲しいだけあげてOK。回数は1日4回程度+離乳食後1回程度

時間の目安 離乳食・授乳
8:00 母乳またはミルク
10:00 離乳食+母乳またはミルク
14:00 母乳またはミルク
18:00 母乳またはミルク
20:00 母乳またはミルク

中期のスケジュール例

●離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)の離乳食と授乳のスケジュール例
 *時間や回数はあくまで目安です。赤ちゃんそれぞれのお昼寝やお散歩などの時間で決めて構いません。
・離乳食は1日2回程度
・母乳は授乳のリズムに沿って赤ちゃんが欲しいだけあげてOK。ミルクの回数は1日3回程度+離乳食後2回程度

時間の目安 離乳食・授乳
8:00 離乳食+母乳またはミルク
10:00 母乳またはミルク
14:00 離乳食+母乳またはミルク
18:00 母乳またはミルク
20:00 母乳またはミルク

後期のスケジュール例

●離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)の離乳食と授乳のスケジュール例
 *時間や回数はあくまで目安です。赤ちゃんそれぞれのお昼寝やお散歩などの時間で決めて構いません。
・離乳食は1日3回程度
・母乳は授乳のリズムに沿って赤ちゃんが欲しいだけあげてOK。ミルクの回数は回数は1日2回程度+離乳食後3回程度

時間の目安 離乳食・授乳
8:00 離乳食+母乳またはミルク
12:00 離乳食+母乳またはミルク
15:00 母乳またはミルク
18:00 離乳食+母乳またはミルク
20:00 母乳またはミルク

完了期のスケジュール例

●離乳完了期(生後12〜18ヶ月頃)の離乳食と授乳のスケジュール例
 *時間や回数あくまで目安です。
・離乳食は1日3回+補食1-2回
・母乳やミルクは子どもの状況に応じて。
母乳やミルクの回数が減ってきたら、その時間に補食として軽い食事をあげるようにしましょう。

時間の目安 離乳食・授乳
8:00 離乳食(朝食)
10:00 母乳またはミルクまたは補食
12:00 離乳食(昼食)
15:00 母乳またはミルクまたは補食
18:00 離乳食(夕食)

離乳食を食べさせる際のポイント

食事の場が楽しいと思わせる

いくら成長にあった離乳食を作っても、ママやパパが怖い顔や疲れた顔で与えようとしたら、赤ちゃんは怖がって食べたい気持ちになりませんね。笑顔で楽しそうに、お口にスプーンを運んであげましょう。大人も一緒に自分の食事をしながら、食べるのは楽しいことだと見せてあげるのもよいでしょう。

スプーンを無理矢理口に入れない

お口にスプーンを入れようとすると、最初は舌で押し出してくるかもしれません。最初の頃は口の中までスプーンを入れるのではなく、無理矢理押し込まずに下唇にそっと食べ物をのせて、赤ちゃんが自分で飲み込むのを待ちましょう。食べさせるペースは赤ちゃんに合わせて、ゆったりとした気持ちで構えましょう。

衛生面に十分に配慮する

赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いので、衛生面には十分配慮してください。食材は食中毒菌などの活性を抑えるために十分に加熱調理し、調理道具や食器も洗剤を使用してきれいに洗い、煮沸消毒しましょう。もちろん調理するママやパパの手の清潔も忘れずに。

1歳未満はNGの食材を知っておく

赤ちゃんは消化機能などの発達が未熟のため、1歳になるまでは食べさせてはいけないとされる食材があります。

はちみつ

腸内細菌の環境が整っていない赤ちゃんにはちみつを与えると、ボツリヌス菌による乳児ボツリヌス症のリスクがあります。1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えてはいけません。

牛乳

「母乳やミルクは毎日あげているのになぜ牛乳はダメなの?」と意外に思うかもしれませんが、1歳までは母乳やミルクの栄養が必要です。牛乳を母乳やミルクの代わりのようにごくごく飲むのは避けましょう。クリームシチューなどメニューの材料としてなら使っても大丈夫です。

香辛料

赤ちゃんは大人よりも味覚が敏感なので、1歳未満までは使用しないほうがよいでしょう。

1歳を超えても離乳食期の間はNGの食材を知っておく

生の肉・魚・卵

生ものの肉・魚・卵は食中毒のリスクが高いため、離乳食期の赤ちゃんには必ず十分に加熱してから食べさせてください。

カフェイン

カフェインは大量に摂取すると不眠や興奮、心拍数の増加などの作用があるため、離乳期には与えないようにしましょう。

のどに詰まりやすいもの

お餅やコンニャクゼリーなどのどに詰まりやすいものは窒息の原因となるため、歯が生えてしっかり噛めるようになるまでは食べさせないでください。

硬くて軽くて小さいもの

炒り大豆やナッツ類など、噛み切れないほど硬くて、軽いものは、あやまって気管に吸い込んでしまったりすることがあります。5才以下の子どもにはあげないようにしましょう。

味付けは薄味で

離乳の開始時期は調味料は不要です。調味料を使ってはいけないということではなく、離乳食が始まるまでの赤ちゃんは母乳やミルクしか飲んだことがないので、特に味付けをがんばって調味料をたくさん使う必要がないという意味です。離乳が進むにつれて味付けをする場合でも、薄味を心がけましょう。塩分や油分の摂りすぎは赤ちゃんの負担になります。味付けが物足りないと感じる場合は、塩だけで調味をするよりも、ミルク味、トマト味、和風だし、コンソメなどがおすすめです。塩味だけではなく、いろいろな味で旨味がだせるものがいいでしょう。

離乳食がなかなか進まないときは

ママやパパがいろいろ試してみてもなかなか離乳食が進まなかったり、上手にかんだり飲み込めない場合、保健師や保健センターの管理栄養士に相談してみましょう。

近年、上手に食べたり飲み込んだりできなかったり、発音がはっきりしない子どもが増えているそう。これはお口の機能が十分に発達していない「口腔機能発達不全症」と呼ばれる症状。放置すると成長してから健康上にさまざまな問題を引き起こす原因になると考えられています。2020年からは「口腔機能発達不全症」と診断されると、離乳完了期前の子どもでも、保険診療で歯科医院において離乳食の進め方の指導や管理が受けられるようになりました。

離乳食について歯科医に相談するのは意外かもしれませんが、お口や歯の発達と食事は切り離せない関係にあるのですね。

離乳食作りに必要な準備物を紹介

離乳食期に合わせて食材をすりつぶしたり裏ごしをするために、あると便利な道具は以下のようなものです。離乳食は少量を調理するため、離乳食調理用として小さな目の調理道具をセットで販売しているものもあるので、ベビー用品店で使いやすそうなものを探してみるとよいでしょう。

●裏ごし器
柔らかく煮た食材をペースト状に滑らかにするために使います。

●すり鉢・すりこぎ
柔らかく煮た食材をすりつぶす際に、少量用に小さめのものが便利です。

おろし器
野菜や果物をおろして使うときに。

チョッパー
簡単に食材をみじんぎりにすることができます。

ブレンダー
裏ごしや、すりおろしの代わりとして使うことができ、食材を素速く砕いてペースト状にできます。鍋に入れて使えるものが便利。

製氷皿・冷凍フリージングトレイ等
出汁や離乳食をまとめて作って、冷凍にして作り置きすると便利。フタ付きのものを選びましょう。

離乳食の献立を決めるポイント

離乳食はつぶしがゆからスタートして、少しずつ野菜など食材を増やしていきます。赤ちゃんが素材の味を覚えられるよう味付けは最初はなしでも構いません。調味料を使い始めてからも薄味を心がけましょう。いろいろな食材を取り入れて、見た目の彩りも食欲をそそるので食材の組み合わせも工夫してみてください。ただし、がんばりすぎは禁物です。いろいろな食材をとりいれることばかりに目を向けてしまっては、赤ちゃんが食べ慣れることができないかもしれませんね。市販のベビーフードを上手に使いながら併用していけるといいでしょう。ベビーフードは忙しいときやおでかけでのときに便利なだけでなく、献立作りの参考にもできて重宝します。

まとめ

「離乳食」というと母乳やミルクを卒業するための食事のように思われがちですが、母乳やミルクだけでは不足する栄養を補いながら、少しずつ食事だけで栄養が摂れるようになっていく移行期間の食事のこと。離乳食が終わっても無理に母乳をやめる必要はありませんが、おもに必要な栄養は食事で摂れるようになっているといいでしょう。最初は上手に食べられなくても、いつかはちゃんと食べられるようになるのでママやパパは神経質になりすぎずにかまえましょう。食事は楽しいことと教えてあげることが一番です。ママパパもおいしいものを食べながら、赤ちゃんと「おいしいね」と会話しながら食事を楽しみましょう!

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update : 2025.06.27

release : 2022.07.27

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