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【医師監修】新生児の目が見える頃はいつ?確認するには? 赤ちゃんの視力発達と月齢ごとの成長

【医師監修】新生児の目が見える頃はいつ?確認するには? 赤ちゃんの視力発達と月齢ごとの成長

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ世界がぼんやりとしか見えていません。成長とともに視力は急速に発達し、やがて親子の視線が合うようになります。新生児の視力発達の過程や月齢ごとの特徴、目が合わない場合の理由、家庭でできるサポート方法などを解説します。

監修者プロフィール

今西洋介先生
一般社団法人チャイルドリテラシー協会代表理事

小児科医・新生児科医。日本小児科学会専門医/日本周産期・新生児医学会新生児専門医。医学博士(公衆衛生学)。一般社団法人チャイルドリテラシー協会代表理事。小児公衆衛生学者。富山大学医学部卒業後、都市部や地方のNICU(新生児集中治療室)で新生児医療に従事。「ふらいと先生」の名で、小児医療や育児に関する啓発を行い、社会問題解決に取り組む。現在は米国在住。3姉妹の父。 主な著書に『新生児科医・小児科医ふらいと先生の子育て「これってほんと?」答えます』(西東社、監修)、『小児科医「ふらいと先生」が教える みんなで守る子ども性被害』(集英社インターナショナル)ほか多数。

この記事で知ることができるのは?

  • 赤ちゃんが目を合わせ始める時期は生後1~2ヶ月頃で、3ヶ月頃には目が合うようになることを説明します。
  • 赤ちゃんの視力は月齢ごとに段階的に発達し、その進み方には個人差があることを伝えます。
  • 新生児の視力の特徴や、目が合わない場合に考えられる主な理由について、正常な発達過程とともに分かりやすく説明します。
  • 家庭でできる視覚発達のサポート方法や、赤ちゃんの視力を家庭で確認できる手順を紹介します。
  • 視力や視線に関して心配な場合に相談できる専門家や医療機関を案内します。

赤ちゃんと目が合うのはいつから?

赤ちゃんは、生後1~2ヶ月頃から徐々にママやパパと目が合い始めます。この時期になると、授乳中などに赤ちゃんがじっと親の顔を見つめることが増えてきます。

3ヶ月を過ぎる頃には目が合う頻度も増え、さらにはっきりとした視線のやりとりもできるようになります。これは視力や目の動きが発達してきた証拠。親子のコミュニケーションの重要な一歩と言えます。

【月齢別】赤ちゃんの視力の発達ロードマップ

個人差もありますが、赤ちゃんの視力はおよそ次のように発達していきます。

  • 生後0~2ヶ月:明暗を区別し、20~30cmの距離のものを認識する
  • 生後5~8ヶ月:両目で物を見て立体感や距離感を理解する
  • 生後9ヶ月~1歳:人の表情や細かい物も認識できるように

以下、具体的に説明します。

生後0ヶ月~2ヶ月:ぼんやりした世界から人の顔を認識

生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、0.01~0.02程度。明るい場所と暗い場所を区別できるくらいで、まだぼんやりとしか周囲の様子を認識していません。この明暗の違いを感じ取る状態は、「光覚弁(こうかくべん)」と呼ばれます。

目を開けている時は、20~30cmの距離にあるものをぼんやりと見ています。これはちょうど抱っこや授乳をしている時のママやパパの顔と赤ちゃんの目とのあいだの距離にあたります。赤ちゃんが最も認識しやすいのは、この距離なのです。

この時期の赤ちゃんは、特に人の顔の輪郭や、白黒のようなコントラストの強い色を好みます。まだ細かい部分は見えませんが、親の表情や動きを認識し始める大切な期間です。

生後0ヶ月~2ヶ月:ぼんやりした世界から人の顔を認識

この頃の見え方(イメージ)

生後3ヶ月~4ヶ月:色と識別と追視が出来るように

この時期の赤ちゃんの視力は0.04~0.08程度まで発達し、これまでぼんやりしていた世界に色がつき始めます。特に赤などの原色を認識しやすくなるため、カラフルなおもちゃを目で見て楽しむようになります。これは、脳が視覚的な刺激をしっかり受け取っている証拠です。

また、動くものを目で追う「追視(ついし)」がさらに上手になります。左右だけでなく上下にもゆっくり動くおもちゃを目で追えるようになり、部屋を移動するママやパパのことも目で追いかけます。赤ちゃんの好奇心がぐんぐん育っている大切な時期なので、たくさん目を合わせて遊んであげましょう。

生後3ヶ月~4ヶ月:色と識別と追視が出来るように

この頃の見え方(イメージ)

生後5ヶ月~8ヶ月:奥行きを理解し、物に手を伸ばす

生後5ヶ月~8ヶ月は、赤ちゃんの視覚が大きく発達する時期です。両目で物を見る「両眼視(りょうがんし)」がしっかりと機能し始め、立体感や距離感を正確に把握できるようになります。

この頃には、周囲の物の位置や距離を理解し、安全に動き回る準備も整ってきます。興味を持ったおもちゃや物に対して手を伸ばし、つかむ動作なども活発になります。これは、目で見た情報を手の動きに連動させる「目と手の協調運動」が発達している証拠です。

さらに、視野も広がり、動くものを目で追う(追視)能力が向上します。動くおもちゃや人の動きを目で追いかけることで、視覚情報の処理能力が高まっているのです。

生後5ヶ月~8ヶ月:奥行きを理解し、物に手を伸ばす

この頃の見え方(イメージ)

生後9ヶ月~1歳:大人に近い視界へ

生後9ヶ月を過ぎる頃には、視力はおよそ0.2まで発達します。周囲の物や人の顔の表情、細かい形状まで認識できるようになるのがこの時期です。

色や形の違いにも敏感になり、日常生活の中で多くの刺激を吸収しながら学習が進みます。親や家族の表情、動き、持ち物などから、さまざまな情報を視覚的に得ることができるため、コミュニケーションの幅も広がります。

1歳以降も視力はさらに発達し、成長するにつれて徐々に大人の視界に近づいていきます。ただし、この発達には個人差が大きく、成長の過程で視力の伸び方に違いが見られることも珍しくありません。赤ちゃんが興味を持ちやすく、安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。

生後9ヶ月~1歳:大人に近い視界へ

この頃の見え方(イメージ)

新生児の目が見えているかを確認するには?

新生児の視力や目の動きは、次の方法で家庭でも定期的にチェックできます。

□目の動きを観察:赤ちゃんの目が上下左右によく動くか、物を目で追えるかを日常的に観察します。目の動きが鈍くないか、両目の動きがずれていないかに注意しましょう。
□物を見て反応するかを確認:赤ちゃんに色鮮やかなおもちゃを見せます。そのおもちゃを少し遠ざけるなどして、赤ちゃんが目や手で追う反応があるかをチェックします。
□光を使ったテストをする:部屋を暗くし、30cmほど離れた場所から懐中電灯などで顔に光を当てます。瞳孔が狭くなる、まばたきをするなどの反応が現れるかを確認します。ただし、強い光は避け、赤ちゃんの目に直接光を当て続けないようにしましょう。

新生児・赤ちゃんと目が合わない?考えられる主な理由

新生児や赤ちゃんと目が合わないときは、次のような理由が考えられます。多くは成長過程での自然なことなので、心配しすぎないことが大切です。

  • 視力がまだ発達途中
  • 他の刺激に興味が向いている
  • まれに斜視や弱視など目の病気の可能性も

詳しく見ていきましょう。

理由① 視力が発達途中だから(正常な過程)

新生児は、ピントを合わせる機能や両目を協調して動かす筋肉がまだ未熟で、世界はぼんやりとしか見えていません。視力は0.01~0.02程度とかなり低く、近くのものしか認識できません。

視力や追視は、生後、数ヶ月かけて徐々に発達していき、生後2~3ヶ月頃から目が合うようになるのが一般的です。そのため、目がまだ合わない時期があっても過度に心配することはありません。目が合うようになる時期には個人差もあります。多少の時期の違いがあったとしても、多くの赤ちゃんはやがて同様の視覚能力を獲得します。これは赤ちゃんの発達段階に見られるごく自然な現象です。

理由② 他のことに興味が向いているから

赤ちゃんは動くものやカラフルな物、音の出るものなど、周囲の刺激にとても敏感です。視覚だけでなく音や光にも反応するため、視線が移りやすく、必ずしも親と常に目が合うとは限りません。視線が一点にじっと集中しないのは赤ちゃん特有の特徴であり、これも正常な発達過程の一部なのです。

こうした反応は、視覚や好奇心が育っている証拠でもあります。キョロキョロとよく目を動かしているのは、赤ちゃんが周囲の世界に興味を持ち、学び始めていることを示しているのだとも言えます。親と目が合わないことがあっても、心配せず見守ることが大切です。

理由③ 病気の可能性(斜視や弱視など)

まれに、赤ちゃんの視線がどこにも合わなかったり、片目だけの動きがおかしかったり、両目の動き自体に明らかな異常が見られたりする場合があります。

こうしたケースでは、斜視(目の向きが左右でずれる状態)や弱視(視力の発達が阻害される状態)などの先天的な目の病気が隠れている可能性も考えられます。特に、生後4ヶ月を過ぎても両目が同じ方向を向かず動きがそろわない場合や、片方の目だけがいつも異なる方向を向いている場合は注意が必要です。

このような症状が続く場合は、できるだけ早めに小児科や眼科の専門医に相談しましょう。目の病気は早期発見と治療が視力や発達への影響を最小限に抑えるカギとなります。気になるサインは放置せず、早めの受診をおすすめします。

新生児の視覚の発達を促す親のかかわり方

家庭でできる視覚発達のサポートには、次のような方法があります。

  • 顔を近づけて話しかける
  • コントラストの強い色のおもちゃを使う
  • 目で追わせる遊びを取り入れる

最も重要なのは、親子のコミュニケーションを大切にすること。具体的な方法を見ていきましょう。

顔を近づけて優しく話しかける

赤ちゃんに話しかける際は、顔を20~30cmの距離にまで近づけて、やさしく微笑んだり豊かな表情を見せたりしながらゆっくりと声をかけましょう。

20~30cmは赤ちゃんが最も認識しやすい距離。しっかりと目を合わせられるので、安心感を与えられます。毎日のスキンシップのなかで、ママやパパの表情や声かけに反応するという経験は、赤ちゃんの視覚や情緒の発達を促し、親子の信頼関係を形成するうえでとても効果的です。

ここでは、先輩ママからの体験談をご紹介します。

神奈川県:くりえ

赤ちゃんは、生まれた時からあやせば笑うものだと思っていたけれど、実際はそんなことはなくて、泣き顔か寝顔しか見たことがありませんでした。実際、生まれたての赤ちゃんは目が見えなくて生理的に微笑むしかしないということを子育てサイトで初めて知りました。

2ヶ月くらいだったある日、いつものように話しかけていたら、今まで見たことのない笑顔でニコニコ。話しかけるたびにニコニコ。ちょっとずつ見えてきたんだなぁ、と成長を実感しつつ、とびきりの笑顔にメロメロになりました。

視覚刺激やコントラストの強いおもちゃを活用する

視覚の発達を促すには、白黒模様や鮮やかな赤色など、コントラストのはっきりしたカラーリングのおもちゃや絵本を使うのもおすすめ。はっきりした色のおもちゃをゆっくりと目の前で動かしてみせることで、赤ちゃんは自然にそれを目で追い、追視や目と手の協調運動を育んでいきます。絵本も、鮮やかな色使いの絵が描かれているものを選ぶのがおすすめです。

こうしたおもちゃや絵本を活用しながら、親子のコミュニケーションをとることで、赤ちゃんの興味や注意力を高めながら視覚に刺激を与えることができます。

目で追わせる遊びを取り入れる

赤ちゃんが追視できるようになったら、赤ちゃんの目の前でおもちゃや顔を動かしてみせましょう。おもちゃや顔はゆっくりと動かしましょう。「楽しいね」「どっちかな?」などと、遊びながら声かけをするのもポイントです。赤ちゃんがそっぽを向いたり、疲れてきたような素振りをみせたら、無理に続けさせようとせず、様子を見て終わりにしましょう。

心配な時は専門家へ相談しよう

赤ちゃんの視覚に関して心配ごとがあるときは、次のいずれかの方法で専門家に相談しましょう。

  • かかりつけ医や地域の保健師に相談する
  • 小児眼科などの専門医を受診する

一人で抱え込まず、気軽に専門家を頼ることが大切です。

かかりつけ医・地域の保健師

乳幼児健診は、赤ちゃんの視力や目の発達を確認する大切な機会です。その際に利用する小児科クリニックなどのかかりつけ医は、日常的な健康管理から視力や目に関する問題まで、幅広く相談できる存在。普段診てもらっている医師は赤ちゃんの成長や経過も把握しているため、少しでも気になる変化があれば気軽に相談できます。

また、地域の保健センターや子育て支援窓口でも、日常的に赤ちゃんの健康や発達について相談できます。必要に応じて、専門機関や小児眼科への紹介も受けられます。

小児眼科などの専門医

健診で視線や目の動きに異常を指摘された場合や、強い不安がある時は、小児眼科などの専門医を受診しましょう。

受診時には視力や眼位、屈折などの詳しい検査が行われ、必要に応じて精密な診断や治療へと進みます。早期に専門医に相談することで、赤ちゃんの目の健康を守り、発達段階に応じた適切なケアを受けられます。気になる点があれば、遠慮せず早めに受診することを心がけましょう。

よくある質問

新生児はいつから目が見えるようになりますか?

生後1~2ヶ月頃から徐々に目が見え始め、3ヶ月頃には目が合うようになります。

生後1~2ヶ月の時期は、まだ視界がはっきりしませんが、親の顔や動きに反応し始めます。生後3ヶ月頃になると、親子で視線を交わす機会も増えてきます。

生後1ヶ月ではどのくらい見えている?

生後1ヶ月の赤ちゃんは、20~30cmの近い距離にあるものをぼんやりと見ることができます。視力はまだとても弱く、0.01~0.02程度。色の区別も難しいですが、はっきりした明暗やコントラストの強い色にはわかると言われています。

まとめ

  • 赤ちゃんの視力は生後1~2ヶ月で少しずつ発達し、3ヶ月頃には親ともしっかり目が合うようになります。
  • 月齢ごとに視力や視覚機能は着実に伸びますが、発達の進み方には大きな個人差があります。
  • 目が合わない場合の多くは正常な発達過程ですが、異常や不安があれば早めに専門家へ相談しましょう。
  • 家庭でできる視力チェックや親子のコミュニケーションは、赤ちゃんの発達を促す大切なポイントです。
  • 乳幼児健診やかかりつけ医・専門医のサポートを利用しながら、赤ちゃんの目の成長を温かく見守りましょう。

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release : 2025.09.18

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