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建築デザインも一級の産院

滋賀県に、とてもおしゃれでモダンな建築の産院があるというウワサ。それは「まるで高級ホテルのよう」な、「ゴミ箱ひとつにも気を遣っている」産婦人科だというのです。一体どんな産院で、どうしてデザインにこだわるようになったのでしょうか?
今回は、快適な産院を探しているママにぜひ見てもらいたいデザイナーズ産院をご紹介。3代続く地元の産婦人科がリニューアルによっておしゃれに生まれ変わった『山田産婦人科』に伺ってきました!

取材協力

院長・山田裕久先生

「安全と快適は当然。みなさんに喜んでいただける病院にしていきたいですね」

ウワサに違わぬ、シャープでモダンな建築

草津駅から徒歩5分。大きなショッピングモールの向かいにできた『山田産婦人科』。前面がガラス張り。看板がなければファッションブランドビル?といった外観です。中に入ると床は大理石、椅子もゆったり、シックな黒。ガラス越しには水が流れていて、水面が光にきらきらと輝いています。まるで高級シティホテルのフロントのようですが、ここが病院の受け付け&待合ホール。産院にありがちなピンクな甘いイメージはどこにもありません。ウワサに違わぬデザイン性の高さに、期待に胸が高鳴ります。さっそく院長の山田裕久先生に院内を案内していただきました。

おしゃれにそびえる山田産婦人科。

受付の待合ホール。多少待ち時間があっても、ゆったりした気持ちでいられそうです。

ここが病室!?まるでホテルのベッドルーム!

まずは、病室へ。ここは全室個室です。部屋の一室を開けると、そこは茶系の落ち着いた色あいで統一されていました。ゆったりサイズのベッド、鏡の前には作りつけの机。電話器までもおしゃれです。椅子には、産後の会陰の痛みなどを考慮してドーナツ座布団が置いてあるのですが、それも茶の四角い椅子にぴったりとマッチ。特注したものだそうです。ふと足元を見れば、たしかにゴミ箱も木製のしゃれたデザイン。

長いソファーは、ママが赤ちゃんに母乳をあげるときにも便利。家族が泊まりたいときには、ベッドに変身します。母子同室を勧めているので、赤ちゃんのための愛らしいベッドもあります。

各部屋にはトイレと洗面所が付いていて、タオルはもちろん、オリジナルポーチの中には、歯ブラシ、ブラシ、ヘアーバンド、フェイスパックマスク、ハンドクリームなどのアメニティも揃っています。こんなところも、まさにホテル仕様。ここが病院であることを忘れてしまいそうです。

入院の部屋はすべて個室。設備や備品もまるでホテルそのものといった感じ。

エステサロンに来たみたいに優雅な気分

エステルームも本格的です。専任のエステティシャンが常駐していて、入院中には部分エステとフルボディエステをそれぞれ1回ずつ、サービスで受けることができます(*2020年現在、入院中のアロマエステは1回)。最初にカウンセリングをするので、たとえば産後のむくみを軽減する、母乳の出を促す、免疫力をアップするなど、個人個人の症状に応じたアロマオイルやハーブティを選んでくれます。

エステを受けたあとは、身だしなみを整えることのできるメイクルームもあり、これがまたおしゃれ。ゆったりと鏡に向かっていると、心の余裕も生まれてきそう。

さらに、マタニティビクスができるスタジオ、キッズルーム、食事をするラウンジ、そして各階に備え付けられたトイレまで、すべてに一級のデザインセンスが感じられて、ただそこに居るだけで優雅な気分になってきます。

エステサロンのメイクルーム。鏡に向かうだけで優雅な気持ち。

分娩室の医療器具はできるだけ見えない工夫

さて、いよいよ分娩室へ。ここも、できるだけリラックスしてお産できるようにとさまざまな工夫をしています。分娩台は雅子様も使った(?)のと同じタイプ。長時間寝ていても疲れない設計です。部屋にはいろいろな医療器具や道具があまり見当たりません。というのも、無機的なものはできるだけ見えないように、部屋の壁に備え付けた棚の中に収納しているのです。

照明にも工夫があります。最初は、緊張しないように他の部屋と同じような明るさですが、子宮の収縮が強くなってきたら、よりリラックスできるように落ち着いたブルーに変わります。そして、いよいよ誕生という場面ではグリーンに、赤ちゃんと対面するときにはハッピーなピンクへと変わります。カラーセラピーのアドバイスで、それぞれの場面でリラックスできるような色を選んでいるのです。分娩室にはヒーリングミュージックも流れています。希望すれば、自分の好きな音楽をかけてもらうこともできます。

分娩方法は、「自然分娩が主流」という山田先生。陣痛促進剤の使用や会陰切開、浣腸、導尿などの医療的な処置は、もちろん必要な場合には行いますが、一律に行うことはしません。できるだけ妊婦の力と赤ちゃんの生まれる力を引き出したいと考えているからです。

分娩室のベッドは長時間でも疲れにくい設計。カラーセラピーによる照明で落ち着きます。

デザイン・インテリアにこだわった理由

待合室の壁や化粧室の入り口などには、書をモチーフにしたモダンアート。椅子の多くは知る人ぞ知る、イタリアが誇るカッシーナやアイデックのもの。スタッフが東京まで足を運び、実際に椅子に座って心地よさを確かめ、納得したものを選んでいるのです。

ここまで建築のデザイン、インテリアにこだわった理由は何なのでしょう?

「お産は一生に一度か二度しかないイベントですから、安全に快適に迎えていただきたい。みなさんにどうしたら喜んでもらえるか、を考えていったらこうなったのです。私自身がこうした雰囲気が好きだったので、建築雑誌を見て、すばらしい!と思った福岡の設計士に依頼しました」(山田先生)。

出産の高齢化にともなって、大人の望む快適が変化していること。また多くの女性が海外リゾートなどを経験してデザインの目が肥えてきたこと。こうした時代の変化とニーズを敏感に感じとっているからこそ、こうした産院が誕生したのでしょう。

新生児室の隣のマザーホール。カッシーナの椅子やアイデックの椅子は、座り心地抜群。ガラス張りの窓からは町を一望できます。

スタッフはホテルマンのマナーを研修

注目すべきは、デザイン性の高さだけではありません。

助産師さんを充実させて助産師外来を設け、妊娠から産後の育児までを個別にフォローできるようにしたり、産後不安定になりがちな母子に1ヶ月健診は間が開きすぎるからと1週間健診を設けたりするなど、新しい取り組みも行っています。さらにカルチャークラス、ベビーマッサージ、マタニティコンサート、産前のエステなども、次々と企画中です。

また、スタッフの患者さんへの対応やマナーも快適かつ適切。お掃除するスタッフも若く、スマートなカフェ風のエプロン姿でてきぱきと仕事をしています。みんなとても温かい雰囲気。あいさつひとつにもホスピタリティが感じられます。

聞けば、スチュワーデスやホテルマンと同じような研修を受けているのだそうです。

ともすると病院では、医療者側が患者よりも上に立っているような印象を受けることがありますが、ここではそんな意識はまったく感じられません。

「病院作りはまだ始まったばかり。まだまだ工夫や改善の余地がたくさんあります。スタッフもマニュアル以上に動いて、患者様の立場に立ったケアとサービスができるように、日々努力しています。ひとりひとりが新しい病院を作っていくんだという意識を持って、みなさんに喜んでいただけるものにしていきたいですね」と山田先生。

最後に、これだけデザインセンスが高いと分娩費用も高い?かと思ったら、平均的な産後5日間の入院の場合で、43~45万円(*2020年現在は53万円~)。満足出産ができれば、決して高くない!?

診察の順番が来るとここで待ちます。いつまでも待っていたくなりそうな、心地よさです。

update : 2005.08.03

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