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生後4ヶ月の赤ちゃんの成長・発達ーお世話や遊びのポイントを解説!

生後4ヶ月になると、首がすわって、縦抱きやおんぶもできるようになります。個人差はあるものの、睡眠リズムも安定しはじめ、ママやパパも「少しだけラクになったかな?」と感じてくるかもしれません。まわりのものに興味津々で、あやしたり一緒に遊んだりすることが、ますます楽しくなってくる頃です。
今回は、そんな生後4ヶ月の赤ちゃんのお世話や遊びのポイント、子育ての合間のリフレッシュ方法などを、小児専門医の細部千晴先生に解説してもらいました。

監修者プロフィール

細部千晴先生
細部小児科クリニック院長

日本小児科学会認定小児科専門医、子どもの心相談医。名古屋市立大学病院、日本医科大学病院などを経て、2000年に開業。2010年にはクリニックに併設した子育て支援広場「ポケットランド」を開設するも、2020年3月に閉所。現在は、2人の男の子の子育てと孫を授かった経験から、待合室で地域の子育て支援を積極的に行っている。『これ一冊であんしん はじめての育児辞典』(朝日新聞出版)、『マンガでわかる!妊娠・出産 はじめてBOOK この1冊で全て解決!』(KADOKAWA)など、書籍の著者・監修者として活躍。

生後4ヶ月の赤ちゃんの身長と体重は?

厚生労働省の乳幼児身体発育調査(※)によると、生後4ヶ月の赤ちゃんの身長と体重の目安は以下の通りです。

男の子:身長59.9~68.5cm 体重5.7~8.7kg
女の子:身長58.2~66.8cm 体重5.4~8.2kg

生後4ヶ月は、これまでグングンと成長していた赤ちゃんの身長や体重の伸びが、少しゆるやかになる頃。
反射的に母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんにも「満腹中枢」が生後3ヶ月頃から働きだします。そのため、おなかがいっぱいになると飲む量が減り、生後3〜4ヶ月は成長がゆるやかになるのです。3〜4ヶ月児健診で「問題ないですよ」と言われたなら、安心してくださいね。

母子手帳に載っている成長曲線の範囲より上回る赤ちゃんは、授乳の量が多すぎる可能性も。特にミルクをあげている場合は、月齢の目安の量・回数を意識してみてください。反対に、成長曲線の範囲を下回る赤ちゃんは、小児科や地域の保健師さんに相談してみましょう。

生後4ヶ月の赤ちゃんの体と心の成長・発育は?

首がすわることで、赤ちゃんの成長・発育にも変化が見られ、ママやパパもワクワクする時期。生後4ヶ月の赤ちゃんの体と心、それぞれの成長・発達を見ていきましょう。

体の成長・発育

生後4ヶ月になると、首がすわって周囲を見渡せるようになる赤ちゃんが増えてきます。首がグラグラしなくなるので、縦抱きやおんぶなどで視界を広げてあげると喜ぶでしょう。
また、視界や感覚も成長し、興味を抱いたものに手を伸ばしたり、触ったり、掴んだりといった、赤ちゃんのさまざまな行動が見られます。腕を伸ばしたり、縮めたりといった感覚、手で何かを触る感覚などもわかってくるようになります。この頃になると、よだれの量が増えるので、スタイ(よだれかけ)をかけてあげるといいですよ。

首がすわったら、うつぶせにすると両手でしっかり上半身を支えて、少しの間ならその姿勢で遊ぶこともできるようになります。こうして、手、胸、背中の筋肉も発達していくのです。手足をバタバタと元気よく動かすようになりますが、そうしているうちに足を交差させたり、腰をひねったりできることに気づき、そのまま寝返りをしそうになる場合もあります。

心の成長・発育

生後4ヶ月の赤ちゃんは、とにかくたくさんのものに興味を示しはじめます。おもちゃはもちろん、家にあるものすべてが赤ちゃんにとって興味の対象。手に取ったものは何でも口に入れてなめる、好奇心旺盛な時期です。危険なものは赤ちゃんの手に届かないところに収納し、なるべく赤ちゃんの好奇心を満たしてあげるようにしましょう。
ここで大事なのが、口に入れてほしくないものを赤ちゃんが手に取ったとしても、危険なものでなければ、すぐに取りあげてしまわないように見守ること。あまり神経質になりすぎず、赤ちゃんが飽きたところで他のおもちゃに取り替えてあげてください。よく「哺乳瓶の消毒はまだ必要ですか?」と質問されますが、このような時期になれば、消毒も卒業してよい頃です。

赤ちゃんの泣き方で「怒っている」「悲しい」といった感情が分かるほど、感情表現もかなり豊かになってきます。もちろん笑うことも多くなり、ママやパパがあやす楽しさもアップしてくるでしょう。
そして、この頃から2歳半頃までにかけては、顔やものを認識する能力が育っていく時期です。ママやパパの顔も認識しはじめています。この時期に、赤ちゃんの瞳を見つめてあげることで、視力が発達していくだけでなく愛着も育っていきます。

生後4ヶ月の赤ちゃんのお世話と遊びのポイントは?

お世話のポイント

●睡眠リズム

生後4ヶ月頃になると、睡眠のリズムが少しずつ安定してきます。個人差はありますが、1日の睡眠時間は12〜15時間ほど。お昼寝は朝1回、午後1〜2回で、夜にまとめて眠れるようになってくる赤ちゃんも増えてきます。もちろん、まだ夜の授乳が続く赤ちゃんもいます。昼間はたくさん遊び、夜は部屋を暗くして静かに過ごすように心がけ、昼と夜の区別を赤ちゃんに教えてあげましょう。睡眠リズムが安定してくると、自然と生活リズムも安定してきます。

●生活リズム

生活リズムを整えていくためには、散歩がとてもおすすめです。天気がよい日には、赤ちゃんと一緒に散歩をしましょう。外の空気や陽の光で、赤ちゃんの五感が刺激されることによりほどよく疲れ、夜にはぐっすり眠ってくれるはずです。コロナ禍で、家の外に出たくないという気持ちもわかりますが、人通りの少ない場所や家の周りを一周する程度であれば問題ないでしょう。
紫外線を浴びることでできるビタミンDが不足すると、O脚などの骨の変形が起きる「くる病」になりやすくなります。そのため、最近は母乳栄養児だけでなく、散歩によって適度に紫外線を浴びること、ビタミンDサプリメントの摂取がすすめられています。

●目を合わせる

赤ちゃんをあやすときは、真正面から目と目を合わせるようにしましょう。そうすることで、赤ちゃんはママやパパだと認識して、安心できます。新型コロナウイルスの影響でマスクをする時間が増えていますが、マスクをつけた状態では表情が伝わりにくく、赤ちゃんや子どもの認知力が低下していることが心配されています。ご家庭では、どうかマスクを外したママやパパの顔を正面からしっかりと見せて、話しかけてあげてください。

●抱っこ

生後3ヶ月までは、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこしてあげていたという方も多いかもしれません。しかし、生後4ヶ月以降は、赤ちゃんが泣いたらまずはやさしく声かけをして、背中などをトントンしながら、おもちゃであやしたり、子守歌を歌ったりしてみてください。抱っこをすると、抱っこした人の心臓の音が聞こえ、子宮に戻ったような感覚になり安心して泣きやみますが、生後4ヶ月はそろそろ仰向けで寝ることに慣れてもらいたい時期でもあります。夜の寝かしつけも、抱っこではなく、あやして眠ってもらえるように工夫してみましょう。絵本を読み聞かせたり、ママとパパが楽しく会話をする話し声を聞かせたりするのもおすすめですよ。

遊びのポイント

生後3~4ヶ月頃になって首がすわってきたら、おもちゃを使ったうつぶせ寝遊びをさせてあげましょう。赤ちゃんがなめてもいいおもちゃを目の前に置くと、赤ちゃんは自ら手を伸ばして握って遊びます。音が出るおもちゃ、なめやすいおもちゃや歯固めなどがおすすめです。
また、動くものを目で追う「追視(ついし)」も、見る範囲が広がっていく時期です。うつぶせ寝にして、やわらかいボールなど、転がるおもちゃをゆっくり転がせて赤ちゃんに見せてあげましょう。積極的にものを見ようとする意識が高まります。ママやパパも「ボールがいくよ」「見ていてね」などと声かけをしてみてください。

首が完全にすわったら、視界を広げる遊びで好奇心を刺激してみましょう。「たかいたかい」をして体を持ち上げると、高いところから見える新しい景色に、赤ちゃんは大喜びしてくれるはず。最初は小さな動きで様子を見て、慣れてきたら少しずつ高く持ち上げていってください。

お世話や遊びの注意点

生後4ヶ月の赤ちゃんは、何でも手を伸ばして掴もうとします。ベッドの周りやベビーサークル内には、赤ちゃんのおもちゃ以外は置かないようにしておきましょう。ガーゼ1枚と油断していると、それが赤ちゃんの顔にかぶさる危険性もあります。
また、うつぶせ寝遊びをしているときは、赤ちゃんから目を離さないように。用事があるときは、必ず赤ちゃんを仰向けにしてからすませてくださいね。生後4ヶ月で寝返りをする赤ちゃんがいますが、知らない間にうつぶせになっていたら、仰向けにしてあげましょう。

産後4ヶ月のママが育児で不安になったときは?

産後4ヶ月頃は、まだ赤ちゃんとの外出もしにくい時期。社会とのつながりも薄れ、気分が少し沈みがちになるママもいるかもしれません。
産後2~3日後にブルーな気持ちになる「マタニティーブルー」、産後約2週間~1ヶ月以内に、ホルモンバランスの急激な変化やオーバーワークによって発症しやすいと言われる「産後うつ」は有名ですが、産後4ヶ月のこの時期でも涙もろくなるなどの変化を感じるママもいます。慣れない育児で不安やプレッシャーがあるかもしれませんが、「できなくて当たり前」の心がけを大切に、自分を責めないでくださいね。なんとなく気分が晴れないときは、パパや祖父母などに、どんな些細なことでもいいので子育ての話をしたり、グチをこぼしたりしてみてください。
遠方に住む祖父母には10分程度でもいいので、定期的にビデオ電話で近況報告をしてあげると、喜んでもらえるはず。ママもパジャマから洋服に着替えてビデオ電話することでメリハリが生まれ、気分転換になりますよ。

コロナ禍でなかなか会いにくい友人にも、メール(メッセージ)やビデオ電話で近況報告をするのもよいでしょう。最近は電話をする機会が減っていますが、こういう時だからこそ、気軽に声でコミュニケーションがとれる電話も新鮮です。相手も子育て中なら「いま、電話してもいい?」など、事前にメッセージを送ってからかけるとスムーズですね。

同じ月齢のママ友・パパ友をつくって、情報交換をするのもおすすめです。生後2ヶ月から予防接種(ワクチン)を開始しますが、予防接種を小児科や保健センターなどへ受けに行ったとき、待合室に同じくらいの月齢のママ・パパがいれば声をかけてみましょう。
コロナ禍の影響を受けているかもしれませんが、市町村が運営する「子育て広場(地域子育て支援拠点)」へ行って、そこにいるママやパパたちと情報交換する方法もありますよ。

また、出産直後は母性が優位になり、パパのことを男性として受け入れられなくなる人も多くいますが、産後4ヶ月頃には収まってきます。とはいえ、まだ「受け入れたいけど、赤ちゃんも気になる」というママもいて、「嫌われてしまった?」と心配するパパとギャップが生じているかもしれません。正直に気持ちを話してみて、無理をせず、お互いを思いやる気持ちを大切にしましょう。

産後4ヶ月のママの体重の戻りが遅いときは?

妊娠中の体重増加は、ママと赤ちゃんの健康のために必要なプロセスです。厚生労働省(※)の指針では、体格が普通体重の人なら、妊娠前から10~13kgの体重増加は適正だといわれています。一方、出産後に減るのは赤ちゃん、羊水、胎盤を含めても4kg程度。思ったより体重が減らず、産後4ヶ月くらいになってそろそろ焦っているママもいるかもしれません。
とはいえ、産後のママにとって栄養バランスのとれた食事はとても大事。食事制限してダイエットすることはおすすめできません。適度に運動を取り入れながら、ゆっくりと元に戻していくことを考えましょう。

ママが取り入れやすく、誰でもおすすめできる運動は、散歩です。ひとりの時間がとれれば、少し遠くまで気の向くまま歩き、リフレッシュしてみてください。外の空気を吸うことは赤ちゃんの五感の刺激にもなるので、赤ちゃんと一緒に近所を散歩するのもよいでしょう。夏であれば、朝や夕方の比較的涼しい時間帯に、秋~春にかけては陽が高く暖かい時間帯に、1日1回程度人混みを避けて散歩してみましょう。

もう少しアクティブに運動をしたい場合は、自宅で手軽にできるヨガやエクササイズなどの運動を行ってみてはいかがでしょうか。おうち時間が増えた今、スマホやパソコンで見られるエクササイズ動画の種類も豊富になっています。いい気分転換にもなるのでおすすめです。
赤ちゃんと一緒にできる「ベビーヨガ」など、気になる用語で検索するといろいろな動画が出てきます。赤ちゃんの顔を見ながら声かけをしたり、スキンシップしたりすることで、母子ともに安心でき、愛着形成にもつながります。赤ちゃんも昼間にしっかり遊んであげることで、生活のリズムがつきやすくなるメリットも。ママにも赤ちゃんにも無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。

赤ちゃんの好奇心を育てましょう

生後4ヶ月の赤ちゃんは、視力も少しずつ発達してきて、いろいろなものに興味を持ち出はじめる時期です。ママやパパの顔も、認識しはじめて見つめ会うことで愛着が形成されていく嬉しい時期でもあります。コロナ禍でどうしてもマスクをつける時間が長くなりがちですが、家のなかで赤ちゃんと過ごすときは、ぜひお顔をしっかりと赤ちゃんに向けて、笑顔で話しかけてあげてくださいね。

update : 2021.07.07

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