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つわり(悪阻)はいつから?ピークや症状・対策は?

「ご飯の炊ける匂いで吐きそうになった」「他人の香水の匂いが我慢できない」「コンビニの匂いが気になって息を止めながら買い物をした」……。妊娠中のママにとって一番辛いのが「つわり」ではないでしょうか。おなかが空くとムカムカしたり、吐き気がしたり、ニオイに敏感になるなどの症状のことをいうのですが、つわりには個人差があり、まったくないという人もいるのです。いったいなぜこういう症状が出るのでしょうか? 今回は、つわりが起こる原因をはじめ、つわりが起こる期間、症状、つわりの時におすすめの食べものなどをご紹介します。

監修者プロフィール

浅井貴子さん

都内在住フリー助産師・マタニティーアロマセラピスト。世田谷区産後ケアセンターボディーケア責任者。妊婦さん対象の「プレママ★アロマ教室」を開講し安全な精油の使い方や自然な出産方法の提案を行なう。また、助産師のメディカル知識を活かした、妊婦水泳&マタニティーアクアビクスの専門家でもある。

つわり(悪阻)とは?起こる原因は?

そもそもつわりとは、吐き気や食欲不振、消化不良など、妊娠初期に起こる不快症状のことを言います。なぜつわりが起こるのか、そのメカニズムについて、実は原因はよく分かっていないのですが、妊娠初期に胎盤からhCG(ヒト絨毛性性線刺激ホルモン)が急激に分泌されるのが原因の一つと言われています。hCGの分泌量のピーク時期がつわりのピーク時期と合致しているためです。つわりの症状に吐き気があるのは、hCGが脳の嘔吐中枢を刺激するからとも言われています。反対に、つわりの重さがhCGの分泌量と一致するわけではないので、hCGだけが原因だとも言い切れないという説も。また、女性ホルモンの影響もあり、胃腸の動きが鈍くなるほか、血圧低下や倦怠感、疲労感などさまざまな症状が引き起こされます。

つわりはいつからいつまで続くの?ピークは?

つわりは妊娠5週頃から感じ始め、9週前後がピークに。11週頃から落ち着いてくる人が多いです。遅くても胎盤ができあがる15週くらいには治まる場合がほとんど。しかし、なかには7ヶ月、8ヶ月頃までつわりが続いたという人や、出産するまでつわりが続いたという人も。また、妊娠中期につわりが治まったのに、妊娠後期になって再びつわりの症状が出てくることもあります。妊娠初期のつわりは少なくとも1ヶ月は続くので、さまざまな症状がみられますが、自分に合った対処法を見つけたいものです。妊娠3ヶ月頃は子宮が握りこぶしくらいの大きさになるため、膀胱が圧迫されてトイレが近くなったり、足の付け根に痛みを感じたり、下腹に圧迫感を感じることが。乳首も敏感になってくるので、つわりだけでなくママにとってしんどい時期です。胃がムカムカして食べられない、食べていないと気持ちが悪いなど、つわりの症状は人によってさまざまですが、あまり神経質になり過ぎず、食べられる時に好きなものを食べて乗り切ってくださいね。

つわりの主な症状は?

つわりの症状は、一般的な傾向はあるものの、かなり個人差があります。「つわりがひどくてもう妊娠したくない!」という人もいれば、「まったくつわりがなくて楽チンだった」という人も。妊婦の7割の人がつわりを経験するといいます。人によって症状が違う理由は、ホルモン分泌量の違いや精神的な背景、妊娠時の体の状態なども関係していると言われています。主なつわりの症状は、以下の4つに大別できます。

①吐きづわり

胃がムカムカして嘔吐や吐き気が引き起こされる。一般的には妊婦の半数が経験するといいます。

②食べづわり

お腹が空くと気持ちが悪くなり、食べると落ち着くなど、空腹や満腹で吐き気をもよおす。反対にまったく食欲が出ないこともある。すっぱいものが食べたくなるなど、食べ物の好みが変わることも。

③においづわり

においに敏感になる。苦手な食べ物のにおいを嗅ぐと気分が悪くなる。

④眠りづわり

とにかく一日中眠くなる。起きているときは身体がだるく、頭がぼーっとすることもある。

そのほかにもよだれがたくさん出たり、胃もたれや便秘、頭痛、精神が不安定になるなど、症状には個人差があるようです。また、次のような症状が出た場合は無理をせずに病院で受診しましょう。

  • 朝から晩まで吐いている
  • 体重が急激に減った
  • 水分を受け付けない、口が渇く
  • 尿がほとんど出ない
  • ふらふらする

つわり対策のコツは?

つわりが起こったら、どうにかこの気持ち悪さを取りたいと思うものです。完全につわりをなくすことはできないので、自分に合った対処法で落ち着く時を待ちましょう。

こまめに水分補給する

嘔吐を繰り返すと水分が不足になりがちに。脱水症状を防ぐために水分はできるだけ摂るようにしましょう。氷をかじるなど意識して脱水にならないよう注意が必要です。フルーツや炭酸水などはさっぱりしていて気持ち悪さを感じにくいようです。

あめやガムを携帯する

食べないとムカムカするなどの食べづわりの症状の場合ですが、食べないと気持ちが悪いからといって常に食べ物を口にしているとつわりが終わる頃には体重オーバーに。ローカロリーのあめやガムを携帯しておき、お腹が空いたら少しずつ食べるように心がけましょう。

食べられるものだけを食べる

妊娠した途端、栄養のある食べ物をとらないとダメと思うとプレッシャーになって余計食べられなくなってしまいます。赤ちゃんは胎嚢から栄養をもらっていますので、つわりが強い時期はあまり深く考えず、食べられないときは無理に食べなくても大丈夫です。ヨーグルトやアイスクリームなど、口にできるものだけを食べましょう。ジンジャーエールやレモン炭酸水、サンドイッチ、フライドポテトなど、人によって好みはありますが口に入れる事が大事です。

食事を小分けにする

一回の量を減らし、1日に何度にも分けて食べるようにします。空腹時に気持ち悪くなるのは、血糖値が下がることが原因です。食べられるものを小分けにして何度も食べることで血糖値を安定させます。

仮眠をとる

事情が許せば、眠い時は寝てOKです。実家に帰って母親に甘えるのも良いですし、お仕事ママならオフィスの窓を開けたり、休憩時間は横になったりするなどして眠気をやり過ごしましょう。

スマホやテレビの画面を見すぎない

目を使いすぎると、ブルーライトの影響で気持ちが悪くなったり、頭痛や不眠、肩こりの原因となったりする可能性も。寝る前はできるだけスマホやテレビを控えましょう。

締め付けない下着に替える

ぴったりしすぎている下着をつけていると血行が悪くなり、気分が悪くなることがあります。下腹部がポッコリと出てきたら、早めにマタニティ用の下着に切り替えてリラックスしましょう。

ハーブティーを飲む

ハイビスカスやローズヒップは酸味があり、ムカムカする時に重宝するハーブです。あたたかいハーブティーを飲むと体のめぐりもよくなり、リラックス効果もあります。

マッサージで体をほぐす

マッサージで体をほぐすことは、リラックスするだけでなく、血流が良くなるなど、自律神経のバランスを整えることができて気分転換になります。深呼吸をしっかりしながらラジオ体操をしたり、頭をマッサージしたりするなど、パパの力も借りて、つわりでこわばった体をほぐしましょう。

つわり対策に良い食べ物・つわり時に食べやすい食べ物

つわりの時期には食欲がなくなったり、吐き気をもよおしたりすることも多くなると思います。ここでは、つわりのときでも食べやすいものや、つわりに良いとされる食べ物をご紹介します。つわりと食べものの関係はまだはっきりしていないのですが、ビタミンB類やたんぱく質などが含まれた食べ物が良いとされています。もちろん、吐き気がひどい時や特定のものしか食べられない時期は、「食べられる時に食べられるものを食べる」という食生活でも大丈夫ですので、無理をしないでくださいね。

つわりの時期に食べやすいもの、おすすめの食べ物は?

バナナ

バナナは吐き気を抑える効果があるビタミンB6が多く含まれています。低カロリーで腹持ちもいいので、食べづわりの人にもおすすめです。ほかにも、玄米やピーナッツなどもビタミンB6が豊富です。

ゼリー

つわりの時期はなるべくつるんとした食感で、口当たりが良く、のどごしがいいものを選びましょう。ところてんや春雨もおすすめです。

しょうが

胃腸が悪い時に体を温め、消化を促して吐き気を抑える作用があります。

トマト

リコピンをはじめ、ビタミンB6、カロテン、カルシウム、鉄分など多くの栄養素が含まれているトマトは、さっぱりとしたものが食べたいつわり時期に最適の野菜。冷やしたミニトマトはすぐに食べられて便利です。

豚肉

疲労回復効果のあるビタミンB1がたっぷりの豚肉。ナッツ類やきのこ類もビタミンB1が含まれています。

さつまいも

お通じをサポートしてくれる食物繊維は欠かさずとりましょう。キャベツやゴボウなども食物繊維がたっぷり含まれています。

妊娠が発覚し喜びも束の間、いつまで続くか分からない吐き気に気持ちも滅入ってしまうと思います。ひどいつわりになると、会社を休んだり、立っていられなくなる人も。軽い人から重い人まで、つわりには個人差はありますが、ほとんどの人が1ヶ月くらいで症状が落ち着いてくるので、対処法を知って辛いつわりを乗り切ってください。長引く方も楽になる時がくるので、それまでは無理せずに、どうしても辛い時はいつでも病院を頼るようにしてくださいね。

監修・取材協力/浅井貴子さん

update : 2018.03.26

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